【中学受験】偏差値55ってどんなレベル?停滞期の突破方法、勉強方法の見直し

【中学受験】偏差値55ってどんなレベル?停滞期の突破方法、勉強方法の見直し

偏差値55っていうのは良くもなく悪くもなく、至って平凡な成績です。たまに偏差値60以上を取ることはあっても継続しません。下を見るともっとできない子達がいっぱいいます。

「まあまあなんじゃねえ?」と勘違いを生みがちな非常に危険なレベルが偏差値55です。

 

上にはできる子たちがいっぱいいるけど、下を見るとできない子たちもいっぱいいる。バカじゃない。

平均的な子たちよりもちょっと上なので安心する。

 

偏差値55の子たちは確かに統計的には母集団の中では平均か、やや上くらいでしょう。

でもね、なんで偏差値55なのか考えたことありますか?

 

壁にぶつかってるんですよ。

 

偏差値55で停滞してるってのは、見えない壁にぶつかって先に進めないから偏差値55なんです。

見えない壁って何か?今回はそれを解説していきます。

 

ちなみに私立中学における偏差値55の学校はこんな感じ。

偏差値55付近の私立中学

男子校

足立学園中学、明法中学、城西川越中学、京華中学、佼成学園中学、日本大学豊山中学

女子校

実践女子学園中学、十文字中学、聖セシリア女子中学、武蔵野女子学院中学、大妻嵐山中学

共学校

淑徳中学、駒込中学、かえつ有明中学、開智未来中学、暁星国際中学、和光中学

偏差値55付近の大学

親御様に大体のイメージを持っていただくために偏差値55付近の大学も参考のため掲載しておきます。数が多いので私立大学のみ載せているのと、学部まで含めるとバリエーションが多すぎるため大学名のみ記載しておきます。

桜美林大学、大正大学、大妻女子大学、東海大学、拓殖大学、亜細亜大学、帝京大学、大東文化大学、創価大学、神奈川大学

さて、これを見てどう思いましたか?

偏差値は母集団により変わってくるため一概に比較できませんので目安として見ていただけると良いと思います。親御様に馴染みの深い大学ですので偏差値55のイメージがつきやすいのではないでしょうか?

私立大学の偏差値で序列をつけますと、日東駒専の下、おおよそ大東亜帝国レベルが偏差値55です。

偏差値65〜70 早慶上智

偏差値60〜65 GMARCH(学習院、明治、青山、立教、中央、法政)

偏差値55〜60 日東駒専

偏差値50〜55付近 大東亜帝国(大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学)

 

偏差値55というのは良くもなく悪くもなくというところですね。もちろん偏差値だけで判断はできませんが、折角高いお金を払うんだったらもう少し上を目指してもらいたいなんて考えるものです。

それが偏差値55です。

でも満足しそうになりませんか?

中学受験塾で偏差値55ですと一般クラスだったら中の上。良くも悪くもありませんが、「もう少し頑張れば御三家は無理でも海城中学、本郷中学、早稲田中学くらいは狙えるッ・・・!」そう思ってませんか?

いやいやいや、これが一番怖いんですよ。

 

偏差値55で停滞している理由が分からなきゃ、頑張っても中堅校には受かりませんから。そこね、厚い壁がありますよ。

でも、偏差値だけ見ると「あと少し!」みたいな感じがする。

 

親御様にも子供にも決定的な危機感が生まれないんです。だから必死になって打開策を見いだすこともない。結果として偏差値50〜60までの間をウロウロする。

でも淡い期待とともに第一志望を早稲田中学、第二志望を渋谷教育学園渋谷、第三志望で海城中学の二次くらいに設定しておいて期待が完全に打ち砕かれる、という経験が95%くらいの確率で起きます。

中の上だからいっか、と思って満足するくらいだったらいっそのこと偏差値40くらいで必死で打開策を考えて勉強する子の方が絶対に伸びますし、良い結果が得られます。

偏差値55の生徒は致命的な欠陥を抱えている

これくらいの成績の生徒でしたら、例えば算数だったら四則計算は問題なくできますし、単元ごとの解法は頭に入ってます。基本問題だったら難なく解くでしょう。

国語だったら文章は問題なく読めて、設問ごとの解く方法をある程度身につけています。

 

ところが、算数ですと絶対に落としちゃいけない問題でケアレスミスをする。ちょっと捻ったような、これまで習ったパターンにない問題が解けない

国語ですと、抜き出し問題である程度まで抜き出すものの、解答として必要な要素のうちの1つが欠けていて減点される。選択問題で迷ったら何となく正解(大抵は良さそうなことが書いてある選択肢を選ぶ)っぽい選択肢を選ぶ

全然できない訳ではないけれども最後の詰めが甘いのと、正解を導くための算数的読解力、国語的読解力が圧倒的に足りないんです。

 

原因は普段の学習方法です。こういう子は合ってたら合ってたことに満足します。間違えたら、正しい解き方をフンフンと言いながら見るもののそれで終わり。

本質にたどり着いていないんです。

合っていた理由、間違えた理由、なぜ良かったのか悪かったのかをしっかり検証していないから、次に繋がらないんです。幸か不幸か頭は悪くないですから、表面的な問いには答えられますが、それ以上まではたどり着かないんです。

 

本当は停滞しているのに、なまじ成績が悪くないものですから停滞していることにすら気づかない状態ですね。

偏差値55の泥沼からの脱出方法

偏差値55の泥沼を突破するためには、厚い壁を突破する必要があります。

 

厚い壁とは何か?

 

応用問題(発展問題)です。

 

もうちょっと言いますと応用問題(発展問題)を解くための考え方です。

応用問題(発展問題)の解き方ではなく応用問題(発展問題)を解くための考え方です。

解き方だけ知っていてもちょっと趣向を凝らした問題が出てきたら解けません。解くための本質的な考え方を知らないし、そもそも応用問題(発展問題)が何なのかを知らないからです。

 

コンスタントに解けず偏差値55で停滞するのはこういうわけです。

 

【中学受験】応用問題の解き方・解くコツ 応用問題の正体とその対策法

応用問題(発展問題)を解くための打開策

打開策は応用問題(発展問題)が何なのかを知り、そのための対策を打つことです。

正体が分からないから解けないし、正体が分からないから怖い。

試しにお子さんに解かせてみてくださいよ。

 

いきなり怖気付きますから。

「難しいんだよなぁ」

「もうちょっと勉強してから」

「うーん」

なんて言いますから。

 

勝負が始まる前から負けてる。

 

負け癖ついてますよ。順を追ってやったら絶対できるようになるんですけどね。ちょっとできるようになったらもっとやります。やり続けたら、勉強が楽しくなっているはずです。

 

偏差値55の子は勉強楽しくないと思いますよ。

だって、基本問題、標準問題は解けるけど、その後ろにはやばいやつがいるのを知っていますもの。

 

夏休みの宿題がいっぱいあるのに、不安とともに遊びまくっている8月20日頃の心境です。

 

で、打開策です。

基本問題は解けますか?解ける?OK。だったら基本の解法は覚えてますね。

そしたら打開策はシンプル。

 

それ以上の問題を解くための考え方を身に付けるんです。

 

いいですか、解き方じゃないですよ。考え方です。このレベルになると考え方がとても重要です。

 

算数が偏差値55ですか。でしたら、参考書で解決できます。

【中学受験】算数の応用(発展)問題の解き方が分かる たった1冊のおすすめ参考書

 

国語が偏差値55?そりゃいけない。他の子たちは国語の解き方なんてほぼ知らないですからね。大学受験レベルだって知らない人が多数です。

国語なんて読み方と解き方の研究だけしていた私でさえ全国模試偏差値80ですもの。他の受験生はよっぽど解く方法を知らないのだと思いますよ。

 

解き方、考え方を覚えちゃえば一気に出し抜けます。

 

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