【中学受験】4年生のスケジュール管理と立て方の実例 平日塾あり・塾なし、土日

【中学受験】4年生のスケジュール管理と立て方の実例 平日塾あり・塾なし、土日

学習スケジュールの作り方

減るのは家庭の可処分所得だけではありません。

塾に行くと子供の可処分時間も減るのであります。

 

ではもともとどのくらいの可処分時間があるかというと、

塾なしの平日(9時就寝)は4時間15分、塾ありだと1時間15分。

 

一日:24h

▲睡眠時間:9h

▲学校(したくも含め):9h

▲ご飯・身支度・風呂:1.5h

▲学校の宿題:0.25h

差し引き:4.25h

 

塾がある日だと通塾の時間合わせて3時間は塾に持っていかれます。すると1時間15分しかありません。

同じように計算すると土曜日は11h、日曜日は13h。

 

つまり、1週間で40時間くらいが可処分時間です。もちろんご家庭によっても異なりますが、だいたいこれくらい。

週40時間にどう学習時間を入れていくかって話。

親御様お得意の優先順位の話であります。

 

上のスケジュールでやることを科目別にするとこんな感じです。青は予習赤は復習。

算数国語理科社会
予習 例題・類題 30分予習 国語読解 30分予習 テキスト(自分) 30分予習 テキスト(自分) 30分
予習 基本問題 30分漢字演習 15分×5日=75分予習 要点チェック 15分予習 要点チェック 15分
予習 練習問題 30分漢字演習問題 30分予習 テキスト(一緒) 30分予習 テキスト(一緒) 30分
計算演習 15分×7日=105分熟語・慣用句 15分予習 まとめてみよう 30分復習 まとめてみよう 15分
復習 基本問題 30分復習 国語読解 30分復習 まとめてみよう 15分復習 練習問題 30分
復習 練習問題 30分漢字演習問題(前週) 15分復習 練習問題 30分
漢字演習問題(今週) 30分

 

すると、お気づきかもしれませんが、予習の方が時間としては多く使うことになります。

これは予習シリーズを前提としているからでして、塾の方針と合わせていただけるといいんじゃないかと。

 

ちなみに予習の合計時間は1週間で495分、復習は225分、合わせて720分です。

これを基本方針に沿って、可処分時間に入れ込んでいくとスケジュール完成です。

 

そんなにうまくいくかよって?

その通り!素晴らしい!うまくいきません!

 

学習単元によっては想定より時間がかかったり、あるいは想定より早く終わったり、やる気が出なくてやらなかったり、急な用事ができたり、まぁ色々あります。

なので、1週間の可処分時間40hに対して学習時間12hとしてます。余裕を持っておいて組み替えができるようにしておくといいと思います。

ビッチビチにスケジュール組んじゃうと気持ちがパッツンパッツンになります。

 

余裕を持って組んだスケジュールでさえ、実際やってみると「いやぁ!ピッチピチだなぁ!」と感じます。

 

もちろんどのくらいの成績を目指すのかによってスケジュールは変わってまいります。

偏差値40〜50くらいですと↓

【中学受験】偏差値40からのスケジュール 偏差値50の壁を突破する基本原則

偏差値が50を超えてイケイケドンドンになってくると↓のようなスケジュールと学習法に変化いたします。

【中学受験】偏差値50〜65のスケジュール 偏差値50、60の壁・どのくらい勉強すると超えるか

目標設定と目標時間の決め方

目標設定と目標時間の設定。

出産以来の一大事でございます。

例えばテストで8割とりたいと言われますよね。そしたら実際に自分でテストを解くんです。で、テキストと照らし合わせながら、8割取るためにはどこまで勉強しといた方がいいかあたりをつけておきます。

 

さらにテキストも全ての問題を解いておきます。

どのくらいの時間でいけそうなのかこれもあたりをつけときます。もちろんご子息、ご息女の出来具合も考えつつですよ。

 

あ、ゲッソリしましたね?

 

じゃあだいたいの目安を言っときます。これもテストの種類によって違うのであくまで目安です。

・テストで5割以上とりたい:各教科の基本問題、漢字、計算

・テストで6割以上とりたい:各教科の基本問題・練習問題(7割くらい)、漢字、計算

・テストで7割以上とりたい:各教科の基本問題・練習問題、漢字、計算

・テストで8割以上とりたい:各教科の基本問題・練習問題・応用問題(5割くらい)、漢字、計算

・テストで9割以上とりたい:各教科の基本問題・練習問題・応用問題、漢字、計算 全てノーミス

 

何回かやらせてみたらおおよそかかる時間の推測はできるはずです。

で、最初に作ったスケジュールを課題に合わせて調整していくと段々いい感じになります。

 

オススメは欲張りすぎずに、5割くらいを目指してスケジュールを立てつつ、本人の意欲や状況次第で増やしていくといいと思いますよ。

減らす作業よりも増やす作業の方がテンション上がりますし。

 

あとはお子さんがスケジュールづくりをなるべく自分でできるように、少しずつ手を抜くことです。

いい加減なスケジュールを作れって意味じゃなくて、時間から学習内容まで決めたガッチガチのスケジュールから簡略化していくって意味です。

 

お子さんが自分で考え自走するのが理想形

 

それまでは補助輪付きで段々手を離していく、と。

 

最後になりますが、私はエクセル等を用いずに1日ごとに筆でスケジュール書いてました。

理由?なんか気持ちがこもるじゃないですか。ちょっとした一言も添えちゃったりして。

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