【中学受験】6年生の親の1年間 アクセス解析から読み取る不安と欲求

【中学受験】6年生の親の1年間 アクセス解析から読み取る不安と欲求

5月、6月は当ウェブサイトのアクセス閑散期なのであります。

水無月における親御さんの中学受験に対する関心度の低さは、まるで塾が全てを解決してくれるという妄想を抱いているかのようであります。

夏になったら夏期講習でレベルアップ、秋からは受験に向かってギアを上げていけばいいや、という魂胆なのかもしれません。

 

ただ夏期講習で急にレベルアップした子なんて殆ど見たことないですし、夏合宿はスキー場へのお布施ですし、秋以降6年生の親御さんは頭のネジが少々とんでしまい、冷静な思考は望むべくもありません。

こんなに5月、6月が大らかなのは、きっと200日後くらいの未来が永遠にこないものと思っているに違いありません。

 

あるいは神の見えざる手が合格へと導いてくれるような気がしているのかもしれません。

 

根拠もなくそんなこと言うな!うちは一所懸命頑張っとるわい!

それは素晴らしい。是非続けていただきたいと思います。

 

何を根拠にこんなこと言ってるかって、5月から6月にかけては明らかに当ブログのアクセス数や世の中の中学受験に関する検索量が落ちるんですね。

↓はGoogleトレンドというGoogle全体の検索量を期間でグラフにしたサイトです。11月から2月にかけて「中学受験」というキーワードの検索量が増えているのが見てとれると思います。他の月は一定のように見えますが、その他の中学受験関連のキーワードを含めると実は結構変化してたりします。

参照)Googleトレンド 「中学受験」

 

アクセス数や検索量の減少。

つまり、興味持ってる人が減ってるってこと。

あとでグラフにしますが、2月がアクセスの最高潮、3月はその余波を受けますが、4月に激減し、5月、6月は開店休業状態なのであります。

そして8月は夏期講習と合宿で安心しきって、10月くらいからニョキニョキとアクセス数が増えてくる、と。

 

これ、毎年同じなんですよ、傾向として。

 

世の中の中学受験生の親御さんがどんなことを考えているのかは検索量やアクセス数やその他の数値を見ると大体わかります。

検索量やアクセス数の本質は不安や欲求です。

だから、身体的なネガティブ要因や、お金に関すること、世の中を震撼させている疫病についてはたくさんの検索とアクセスがあるわけなんですね。

不安や欲求を抱いている人が多いほどGoogleは儲かるんです。

したがいまして、卑猥なマンガ広告やら薄毛やら口臭やら顔のブツブツやら見たくもないものを沢山見せられます。あれ、Googleの広告ですからね。

※ちなみに当サイトではマンガや身体的ネガティブ要因に関する広告は一切排除しております。Googleからは掲載した方がいいよ、と言われますけど。

 

ちなみに私は中学受験におけるアクセス数は恐怖指数だと思ってます。

 

ってわけで本日はアクセス数から、中学受験生を持つ親御さんが時期ごとに何を感じて、何を不安と思っているのかを知っていただき、本当に不安になる前に何をすべきか、そんなお話をしていきたいと思います。

 

ちなみに最近まで「四谷大塚」というキーワードでたくさんアクセスがあったのですが、私は四谷大塚でも株式会社ナガセでもないのでお間違いなく。

やっちゃってんなぁ、Googleさんよぉ。

中学受験における時期ごとのアクセス数

このサイトのアクセス数は年間で150万ほどあります。

サンプルとしてはまぁ十分かと。

では、月ごとに例によって下手くそなアクセス数グラフを書いていきますよ!

あ、最近直線を引けるようなりました。

中学受験生の親の1年間

さて、月別に傾向を見ていきましょう。

3月の親の気持ち

2月が終わるといよいよ新年度。

新年度を機に新小学4年生以下の親御さんは塾探しを始めます。情報収集に余念がございません。

また、2月の先輩方の結果を受けて新小学6年生の親御さんは「本当にこの塾でいいのかしら」という疑念とともに、秒速20cmくらいの速度でフリックする技を身につけ始めます。

 

つまり、3月って情報収集の期間なんですね。

アクセス数だけじゃなくてどんなキーワードで訪問しているかも参照しておりまして、

「失敗しない 転塾」

「早稲アカ 評判」

「SAPIX入塾テスト」

なんてキーワードが芋の子を洗っております。

4月から6月にかけての親の気持ち

4月から6月にかけては、6月の後半でアクセスが増えるもののおおよそ低調でございます。

このくらいの時期のキーワードは相変わらず塾探し系のキーワードが多いんですが、

「算数 難しすぎる」

「中学受験 やる気スイッチ」

「サピックス 費用」

「早稲田アカデミー 夏期講習 費用」

なんてワードが居並んでおります。

6年生の算数の圧倒的難しさに恐れおののき、我が子のやる気なさに怒り心頭です。それ以上に「マジでこんなに金かかんの!?この先いくらかかんの?」と課金ワールドにゲロ吐きそうな方々が混じります。

 

なお「やる気スイッチ」というキーワードは年中見かけます。きっとどこにもないんでしょうね。

7月の親の気持ち

7月になるとなぜか急にグッとアクセス数が増えてまいります。

なんすかね。これ。

キーワードを見てみますとこんな感じ。金のことばっかり。

「日能研 費用」

「サピックス 費用」

「四谷大塚 費用」

 

暑くなると気持ちがホットになってお金のことが気になり始めるのでしょうか。

いや、多分違います。

中学受験塾に入れたからにはお財布の中身は常にホット、つまり火の車。

7月くらいだと夏期講習の費用も分かっているはずなのでわざわざ調べる必要もありません。

 

仮説ですが、7月くらいに他塾の夏期講習や、特別講習を受けようとする受験生と、お試しで講習を受けてみようかというご家庭が混じっているのでは、と考えております。

 

しかしながら、ここで急展開が!!!

8月から9月前半の親の気持ち

5月、6月に次ぐ第二のアクセス閑散期がやってまいります。

8月から9月前半にかけてアクセスがグッと落ちます。

相変わらず費用系のキーワードで検索する方は多いのですが、同時に、

「読解力 訓練」

「中学受験 やる気がない」

「苦手 克服」

なんてキーワードがちらほら。

 

夏期講習や特別講習に入れてるから大丈夫という方は検索なんぞ見向きもしませんから、苦手分野をどうにかしようという人が一定数いそうな気がするんですよね。

全体のアクセス数が少なくなるのは、とりあえずの不安が夏期講習によって解消されるのが大きな原因だと考えてます。

最初にも言いましたが「検索する」って行為は不安と欲求が引き金になっておりますからね。

 

「夏期講習でなんとか持ち直してほしい」と「夏で苦手分野を克服しなければ」と二分されるのが夏。

 

ところが私、不思議なことに夏期講習で成績が見違えた子を見たためしがないんですよね。

塾は「夏が勝負!」と心の隙間に訴えかけるのでありますが、きっとその「勝負」というのは教室長の賞与のことなんでしょう。

 

ともあれ、塾任せの夏期講習、あるいは苦手を克服するための夏休みが終わるとアクセスは徐々に増えてまいります。

9月中旬から11月にかけての親の気持ち

9月中旬からアクセス数が増え始めます。

あれ?夏期講習でズル剥けたんじゃなかったでしたっけ?

 

この頃になると、

「算数 基礎固め」

「国語 読解力」

「条件整理 中学受験」

なんて教科別の具体的なキーワードで検索される方が増えてまいります。

 

あぁ、なんてこった。

夏期講習で基礎固めも読解力も条件整理も身につけてこなかったんですね。

で、夏期講習あけに我が子の解く様を見ていて「やばい!」と。

何も変わってねぇぞ!と初めて気付くわけです。

夏期講習という催眠術から解けるのが9月中旬あたりなんですね。

 

フザケンナ、夏期講習!

って、まぁまぁ。

いい夢見るにはお金も必要ですよ、資本主義ですから。

11月から12月にかけての親の気持ち

これくらいの時期になるとようやく受験という現実が目の前に迫ってまいります。

ところがご子息、ご息女のご進捗は不順を極めていらっしゃる。

そこで何か解決策はないかとスマホが擦り切れるくらいフリックなさるのですね。スマホの発火事件はこうして起きます。

 

12月に入るともう大変。

主に6年生のお子さんをお持ちの親御さんでございますが、

「なんだったら私が受けるわよ!」

と、半狂乱なのでございます。もう少し童顔だったら、、、と人ごとながら涙を禁じ得ません。

 

「秋過ぎから過去問にチャレンジしていってくださいね」

という講師のありがたい託宣を受けまして過去問にチャレンジするものの、どの年度の過去問も合格点に届かず、

「はぁ!?この3年間なんだったの!?」

と、不安、疑念、恐怖が襲ってくるのであります。

 

「解き直しが大切!」との言葉を真に受けて何度も過去問にチャレンジして、ようやく合格点に達すると言い知れぬ達成感が得られますが、翌年度の問題を解かせると、また合格点に達していない。

「どうすりゃいいんだ!?これ!?」

12月ってのはそういう季節です。

 

そんな心の隙間を埋めるかのようなありがたいお言葉。

「中学受験生は最後まで伸びるんです。3年間の積み重ねの仕上げがこの2ヶ月なんです。総仕上げとして冬季講習、そして正月特訓を経てようやく中学受験生の顔になってくるんです」

 

あぁ、顔!そうね、うちの子の顔、パーマンそっくりですもの!

12月31日から1月3日

大晦日から3日にかけてアクセス数がガクンと落ちます。

餅に数の子、飲めや歌えや・・・、じゃなくてこの期間は正月特訓がございます。

パーマンそっくりの顔がケンシロウみたいになるのを期待しているのがこの時期です。

 

ですからアクセス数は落ちます。

中学受験産業って親の不安で飯食ってるんですね。

 

で、パーマンみたいな顔の我が子がパーマン2号くらいになったところで正月は終わります。

1月4日から2月までの親の気持ち

1月中の検索キーワードで特筆的に多いのが、

「中学受験 直前期」

です。

 

もはや今までの積み重ねを亡きものにして直前期の学習方法に一縷の望みをかけるというわけです。

アクセス数はうなぎのぼり。

 

そして2月に入り、結果が出始めてくると

「エルカミノ 合格実績」

「広尾学園 繰り上げ合格」

こういったキーワードでひしめいてまいります。

 

さて、これが中学受験生、主に6年生の親御さんの多くが過ごす1年だったりします。

アホか、うちは違うぞ、と思われるかもしれません。

ここで申し上げておりますのは、個々の話ではなく一般的傾向です。

また、こういった傾向が悪いと言っているのではなく、アクセス数やキーワード、閲覧時間、見られているページの分析等から導かれるお気持ちを我が家の経験も交えて書いているわけです。

 

ただね、私はもっと早い段階から手を打てるんじゃないかなと考えております。

結論を言います。ポイントは5月、6月、7月です。

夏を迎える前の準備が成否を分ける

5月、6月は多くの中学受験生の親御さんがおおらかに過ごしているのでは、と書きました。

アクセス数は恐怖指数です。アクセス数が少ないほど恐怖を感じていないというわけです。

5月、6月は恐怖感が比較的少ない。

 

さて、藁をもすがる6年生の夏期講習は総復習も兼ねつつ入試問題へのステップアップが主な目的です。

 

その時になって抜け落ちばかり、基本も忘れているって状態じゃ話にならないじゃないですか。

より上の勉強を身につけるためには前提となる基本理解が必要です。

 

抜けまくり、落ちまくり、ハゲ散らかした状態で夏期講習に望んだって効果は見込めません。

 

つまりですね、本当に力を入れるべきは5月、6月、7月の夏期講習前です。

ここで本腰を入れて受験モードに入る、それが理想です。

それにみなさんウカウカしておりますから、差をつけるチャンスでもあります。

夏期講習に参加しないならともかく、参加してちゃんと効果を得たいのだったら5月から7月がポイントです。

 

9月、10月、11月になりましたら過去問中心、志望校の対策中心の勉強になります。

基礎の抜け落ちをふさぐ時期は夏がうってつけですが、夏期講習に追われます。

我慢強く自分と向き合う夏には大抵なりません。

 

「勝負の夏、本気になる夏」

素敵なキャッチコピーがタンゴを踊っております。

 

しかしながら大事な言葉が抜けております。

「(きっちり準備した人だけ)本気になる夏」

なのであります。

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