【中学受験】4年生のスケジュール管理と立て方の実例 平日塾あり・塾なし、土日

【中学受験】4年生のスケジュール管理と立て方の実例 平日塾あり・塾なし、土日

小学生は時間がないのであります。

 

30年くらい前のご自身の経験を記憶の底から引っ張りだして、

「あの頃はなけなしの小遣いを握りしめて駄菓子屋でヤッターメンを買ったり、果樹園に忍びこんでブドウを盗み食いしていたものだ・・・。確かその後果樹園の親父に見つかって名札を隠しながら逃げたよなぁ」

感慨とともにまろび出る記憶の数々に想いを馳せ、小学生の頃は悠久の時間が流れていたと勘違いしがちですが、やはりそのころも時間はなかったと思われます。

学校あるし、宿題あるし、プール行ってる時間もあるし。あるあるずくめで無限の自由時間ではなかったはずです。YES。

記憶の中でだけ何となく時間があるように感じているだけで実際は結構時間に追われていたはずでございます。

 

塾に行き始めたらなおさら。

 

時は21世紀初頭。子供のスケジュール管理だ、と意気込んで筆と半紙、もしくはエクセルを立ち上げてスケジュールを作り始めたら愕然とするはずです。

え、うちの子勉強する時間こんなにないの?

 

気になるのはよその家庭の有様です。他の家庭はどうしているんだろうか、ちなみに塾のクラスで一番できるあの子はどんな風にやりくりしているんだろう。

 

ってわけで今日はスケジュール管理やその立て方を実例を用いながらやっていきます。

学習スケジュールの実例(小学4年生)

はい、↓にあるのは私が以前作っていたスケジュールです。

改訂された予習シリーズに合わせて作り直してますので若干内容を変えてますが、1週間の過ごし方のおおよそはこんな感じでございました。

 

ちなみに学年は小学4年生。

塾は週2回火曜(算数・理科)、金曜(国語・社会)で17時〜19時。

習い事はプールで週1回土曜15時〜16時。

テストの偏差値55〜65に照準を合わせている前提でご覧ください。青は予習赤は復習緑は塾です。

平日の中学受験勉強スケジュール

時間月曜火曜水曜木曜金曜
6:00-6:15計算演習計算演習計算演習計算演習計算演習
6:15-6:30学校のしたく学校のしたく学校のしたく学校のしたく学校のしたく
6:30-7:00ご飯ご飯ご飯ご飯ご飯
7:00-7:30通学準備通学準備通学準備通学準備通学準備
7:30-16:00学校学校学校学校学校
16:00-16:15休憩休憩休憩休憩休憩
16:15-16:30算数 練習問題漢字演習算数 練習問題漢字練習 40問漢字練習 40問
16:30-16:45通塾通塾
16:45-17:00休憩休憩国語 慣用句
17:00-17:15漢字演習塾(算数・理科)理科 まとめてみよう休憩塾(国語・社会)
17:15-17:30休憩理科 練習問題社会 テキスト読む

(自分で)

17:30-17:45理科 まとめてみよう
17:45-18:00休憩社会 要点チェック
18:00-19:00自由時間+ご飯自由時間+ご飯自由時間+ご飯
19:00-19:15学校の宿題帰宅漢字演習社会 テキスト読む

(一緒に)

帰宅
19:15-19:30自由時間国語 基本問題音読

(自分で)

19:30-19:45ご飯ご飯
19:45-20:00自由時間
20:00-20:15算数 基本問題自由時間国語 基本問題読解

(一緒に)

20:15-20:30学校の宿題学校の宿題
20:30-20:45寝支度・風呂学校の宿題寝支度・風呂学校の宿題学校の宿題
20:45-21:00就寝寝支度・風呂就寝寝支度・風呂寝支度・風呂

就寝

21:00-就寝就寝

平日のスケジュールはほぼこんな感じです。

塾の宿題、多すぎる思いましたか?逆にこんなんでいいの、と思いましたでしょうか?

 

目指しているレベルによって当然学習量、質は変わります。このスケジュールは塾のテストで偏差値55〜65におさまるように組んだスケジュールです。中堅から上位校にかするくらいが目標値です。

つまり、難関校本命であれば、難関校対策問題集の応用Bまでやるでしょうから、プラスオンで学習量が増えることになります。

 

「4年生で志望校って言っても・・・」

と思われるかもしれません。

が、どこらへんを目指すのかを早いうちに決めておいたほうが学習の方針が定まって、より効率的な塾ライフを送れます。

 

あくまで難関校なのか、近場の中堅校か、はたまた公立中高一貫か、そんなにレベルは高くないけど雰囲気がいい学校なのか。

ざっくりとで良いので目標設定はしといた方が良いと思いますよ。

中堅校狙いでやっていて、あとでやっぱり難関校となっても基本がしっかりしていれば6年生の始めくらいだったら間に合いますから。

 

どちらに振れても対応できるように過剰な勉強は避けつつ基本をしっかり、というのがこのスケジュールの意図しているところであります。

 

途中で色々修正しながらこのスケジュールのかたちになりました。

そういう気付きや意識している点はまたあとで。

では土日のスケジュールにいきましょう。

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