【中学受験】入塾はいつから?間に合うのはいつから? 小4から始める理由と実際の声
小学6年生から始める中学受験
新小学6年生がガラッと教室の扉を開けて席に着くとふとこんな疑問を持つでしょう。
「あれー?誰もいないけど間違えたところ来ちゃったかナー?」
何をとぼけているんですか。もう募集締め切ってますよ。
新小学6年生から中学受験を始めようとしてもすでにゲームセットになっていたりします。
塾にすら入れないのですからスタートラインにすら立たせてもらえません。
小学6年生から始めてゆるーい学校にゆるーく合格とのたまう無責任な「ゆる受験」とかいう言葉を以前たしなめました。
小学6年生のカリキュラムは前半戦で小4、小5の総復習。中学入試で通用する基礎学力を夏までで完成させます。
夏休み明けからは志望校対策と抜け漏れをふさぐ作業に追われます。
この抜け漏れをふさぐのが大変でして、あっちで洪水こっちで大火事といった有様です。
どこかの黒木先生は一人ひとり的確にアドバイスして丁寧に面倒見てくれるようですが、あれはフィクションの世界です。
普通は本人か親がやります。あるいは家庭教師か個別か。
勉強時間はというと、やってもやっても終わらないどころかやればやるほど課題が見えてきて雪だるま式にToDoリストが増えていきます。
ただ、小学4年生くらいから塾に行っておりますと長時間の勉強に耐性がついてきます。
ですから、一日3〜4時間の勉強を何とかできちゃったりするんですね。
6年生の理社の強い味方は「4科のまとめ」か「コアプラス」か「メモリーチェック」。
この3つのどれかをしつこくやっているといつの間にか中学入試レベルに到達します。
算数・国語は志望校を早く決めて、早く対策に取り組む、と。
小学6年生から始めるのが無理だとは言いません。現に難関校に受かる子もいます。
が、こういう子は何らかの分野の達人になれるレベルの才能があります。つまり例外です。
天性の才能を持った子以外でしたら、どうしても行きたい学校があって異様にモチベーションが高く、かつ優秀な指導者のもとで教わると間に合うかもしれません。
結局、中学受験勉強はいつから始めれば間に合うか?
つまるところ、いつから中学受験を始めればいいのか=いつからだったら間に合うのかが最大の論点です。
が、その答えは人によるとしか言えません。
小学3年生から学年が上がるにつれ後悔する人の割合は増え、難易度は高くなり、学習量は多くなります。
学年が上がるとハードルがどんどん上がっていきます。
そして、ハードルを超えられる子の割合は反比例して下がっていきます。
結局、確率論でしかないわけです。
小学4年生から始めて間に合う確率が50%くらいだとしたら、小学5年生から始めて間に合う確率は10%くらいになり、小学6年生から始めて間に合う確率は2%くらいになるイメージです。
上の%は何の根拠もない適当な数字です。
また、間に合うのがどの学校、どのレベルに間に合うのかにもよります。
小学6年生から入塾すると、その時点で選択肢が片手で数えられるくらいしかないかもしれません。
つまり、いつから入塾するかは確率と選択肢の問題です。
言い換えると、確率と選択肢にいくらの金をかけるのかを考えなくてはなりません。
正解なんてありません。
なお、いくら優秀な家庭教師や塾の講師でも無理なものは無理です。
むしろ「小学6年生からスタート?オッケー、オッケー!大船に乗ったつもりで任せなさい!」
なんて家庭教師や講師がいたとしたら、教える才能より詐欺の才能の方がありますよ。
入塾までの準備やっといて良かったこと、やっといた方が良かったこと
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