【中学受験】集中力がない子どもにブッ放す 愛と勇気の光の玉

【中学受験】集中力がない子どもにブッ放す 愛と勇気の光の玉

「うちの子は集中力がなくて・・・」

とよく聞きますが、開闢以来ですね、中学受験勉強をしている小学生の子どもが集中力を発揮して、問題をモリモリ解いていたなんて目撃報告はついぞ聞いたことがございません。

でも、あまりに目に余るので、

 

「勉強は集中してやるものだ!」

「集中力がないのはゲームのせいだ!」

「なにぃ、うちはスマホだ!」

「いやいや負けるものか、うちは隣のお家の窓からカーテン越しにうっすら見えるあの脚線美と三角・・・」

 

一番最後のは団鬼六的でございますが、何かと他に原因を求めてしまいがちですよね。

 

ってわけで、親御さんが他に原因を求め始めると、「ハイスマホなし!」「ハイTVなし!」「ハイゲームなし!」と子どもをがんじがらめにして、集中力の虎の穴に出家させようとしてしまいます。

これ、いいことなんてちっともありません。

 

そもそも、やることリストを作ったら集中して勉強するはずだ!という前提条件が間違ってるんです。

小学生の子どもにペラッペラのやることリストを完遂させる集中力なんてあるわけない

中学受験勉強に対する集中力なんて期待しない、と考えた方が良いと思うわけです。

うちだってそうでした。私だってそうでした。

 

「べき」論で左脳がスパークしておりますと腹が立って仕方ありません、怒鳴る回数も増えることでしょう。

なので、まずは「子どもが勉強に集中するわけない」と腹を括ってしまった方が指数関数的に減少していた幸せ係数が増加に転じます。

 

本日はそうした前提のもと話を進めていきますよ。

なぜ子どもは勉強に集中できないのか

「モンハンはあんなに集中してやるのにどうして、、、!キィー!」

HAHAHA、いいじゃないですか、モンハン。あれ面白いですものね。

 

ところで、どうしてモンハンだと集中してるのに勉強に集中できないのでしょう?

モンハンだって結構面倒くさいですよ。

地道にモンスターやっつけて、素材ゲットして、武器を強化して、ランクを上げて、、、って下手したら勉強より面倒くさいかもしれません。

 

なのに集中してやってますよね。不思議じゃないですか?

 

親御さん世代でしたらドラクエもそうですよ。頭に冷えピタ貼って考えてみたら、クソ面倒臭い営みだと思いませんか?

でも集中してやってましたよね。

 

勉強とモンハン、あるいは勉強とドラクエ、何が違うのか。

その違いにヒントがあるような気がいたします。

子どもの集中力が切れた瞬間を全て記録しました

ってわけで集中力が切れてしまった瞬間を全て私はメモっていました。

観察は真実を求めるのにうってつけです。

すると、ある一定の傾向があることに気づいたんです。

とりあえず箇条書きにしていきますよ。

集中力が切れてしまった瞬間

・得意なはずの計算問題で間違えた時

・やらなきゃいけないことが沢山あって終わらなさそうな時

・考えても全くわからない問題にぶつかった時

・疲れている時

・他の人のやっていることが気になってソワソワしている時

・親が思わず急かしてしまった時

・ドラえもんが始まった時

・消しゴムが落ちた時

・鉛筆が削れていなくて削り機を取りに行った時

・文章を読んでも理解できない時

…etc

 

こんな感じです。

読んでいる親御さんも思い当たるフシはありませんか?

あぁ確かに、と思ってくださる方もいれば、いやぁ・・・と思う方もいるかもしれません。

が、ここから一定の傾向を私は見出して、集中をなんとかかんとか保たせるのに成功いたしました!

この一歩は私にとってはただの一歩ですが、全ての親御さんにとっては偉大な一歩です。

 

その前に我が子の名誉のために集中していた時のことも紹介していきましょう。

集中力を保って学習していた時

・得意分野の問題がもう少しで解けそうで考えまくっていた時

・簡単な計算問題を時間制限付きで解いていた時

・漢字練習をしている時

・理科、社会の暗記事項を覚えるために必死で書いて唱えている時

・スケジュール通りにこなせていて、かつ少し余裕がある時

・心配することがない時

・よく寝て元気な時

…etc

 

だいたい、こんな時に集中力を保って勉強していました。

一過性の集中力じゃなくて再現性がありましたよ。つまり、こういった状況を人為的に作り出せば集中力が保てるんじゃないか、そうした仮説をもとに私はスケジュールを考え、実行いたしました。

すると変化が起きました。

 

いきますよ、大事なことが3つあります。本当は5つあるかもしれませんが無理やり3つにまとめました!

その1 できるかもしれない状況を作り出すこと

レベル1で装備がひのきの棒と布の服なのに、いきなりゾーマが出てきて、倒さないとアリアハンの町から出られない状況って楽しいですか?

ちっとも楽しくありません。

何回挑んでもやられます。突破の糸口すらつかめません。

 

あるいは、たけしの挑戦状って楽しかったですか?

攻略の方法が理不尽すぎて、考えてたどり着けるような領域ではなかったですよね。

 

何が言いたいかというと、人間って高すぎて(理不尽すぎて)絶対に超えられないハードルを目の前にするとやる気をなくす傾向があるんです。

 

ところが、自力で頑張ればなんとか超えられそうな壁にぶつかっている時は超えようと必死になります。

この必死な状態を集中力と言うんじゃないかと思いまして、超えられそうな壁を設定してスケジュールを組むようにいたしました。

 

たとえば、基礎知識がなければ応用問題は解けないので基礎知識を徹底反復して応用問題にチャレンジさせる。

とか

本人の学習レベルを把握して、それより少し上の問題にチャレンジさせる。

とか

暗記の効率的な方法を教えて実践させる

とか

そういったやり方を意識いたしました。

 

こういう状態で勉強させていると「イケるかも」という感覚が本人にもあるので、「ご飯だよー!」と言っても、「ちょっと待って、あと少しで解けるから!」とご飯を拒否して問題に向き合っているんですね。

普段はぐうたらな我が子がッ・・・!

 

人間ってあと少しでできそうなことにチャレンジしたい本能を持っているんだとその時に思いました。

 

逆にできそうもないこと、諦めていることは時間の無駄とばかりにチャレンジすら拒否する。

 

自分の力、そして持っている知識で頑張れば解決できる、この感覚を持てるようになると墓から蘇ったような集中力が発揮されます。

実証済み。

その2 目標と時間制限が明確であること

また、ドラクエの話で恐縮ですが、「次に何をやればいいのか」が分からない状況ってストレス感じませんでした?

船を手に入れたのはいいけど、どこに行って何すりゃいいのか分からない。出てくる敵はしびれくらげとマーマン。

 

目標が分からない状態は人にとって結構ストレスになるっぽいんです。

 

そして、目標は分かったとしても適切な時間制限がないとダレます。

 

極端な話をしますよ。

「この10個の漢字ぃ〜、1年後までに覚えてきてな〜」

もうすぐ定年間近の翁がこんな指示をしたとしてやる気出ますか?

「よし、10分で終わらせてやる!」

と奮起しますか?

 

しませんよね?

 

逆にたかまつななに似たドS女教師が、

「アンタたちぃ!この10個の漢字を3秒で覚えなさいヨ!じゃないとこの牛革のムチで一生後悔するようなミミズ腫れを作るわヨ!」

と言われてやる気が出るのは澁澤龍彦だけです。

あぁ、すみません、澁澤龍彦はマルキ・ド・サドの翻訳をしていただけですね。失礼いたしました。

ま、私はたかまつななが大好きなので3秒で漢字覚えるかもしれませんけど。

 

つまり、適切な目標と制限時間が大事なんです。

目標が高すぎてもダメだし、低すぎてもダメ。制限時間も適切でないと集中力が出ません。

なので、これを調整するのが親の役目。精子と卵子の邂逅の責任を取るべきなのであります。

 

目標設定は、

次のテストで〜点とる

とか

次回の塾の小テストで満点とって壁に貼り出される紙に名前が載るようにする

とか

具体的かつ客観的に結果が見えるものがいいです。

 

抽象的に目標を決めてしまうと到達したのかしてないのか分からないですし、そもそも抽象的な目標ではスケジュールの立てようがありません。

 

思い当たる節はありませんか?

子供と相談せず塾から出された宿題を機械的にスケジュールにしてみたり、

次のテストで何点取ってどのくらいの偏差値を目標にするのかが明確でないやることリストを作ってみたり、

週間学習予定をエクセルで作って、それをずっと使い続ける、

とか。

 

いずれも目指すべき地点がなく、したがって、スケジュールがただのリストと化しております。

仏作って魂入れてないんです。

 

スケジュールの作り方は↓を見てください。今どき、スマホじゃまともに閲覧できない表を作ってますから、タブレットかパソコンで見て真似してくださいな。

【中学受験】4年生のスケジュール管理と立て方の実例 平日塾あり・塾なし、土日

その3 安心してできるようにすること

よくやりがちなのは、

「アンタぁ!今日の宿題終わったの!?全然できてないじゃない!やる気あんの?塾辞めさすわよ!」

気持ちはめちゃくちゃ分かります。私も感情に任せてたくさん怒ってしまってました。

 

でも、これ、何の効果もないばかりか焦りを感じさせるばかりです。

 

そう、ここで話したいのは焦りがどんなによくない現象なのかについてです。

 

例えば、客からのクレームが10件きている状況で、

「よぉし!次の四半期の目標設定頑張っちゃうぞ!」

って思えますか?絶対思えませんよね。焦りまくって、何から手をつけたらいいのか分からなくなってしまうはずです。

 

そこに10人のスーパー部長が登場して、

「私たち全員で10件のクレーム処理を完璧にやってやる。あとは任せろ」

と言われたらどうですか?

 

集中できるんじゃないですかね。

これを心理的安全性なんて言ったりします。ググったら色々ためになる記事を書いている人がいますよ。

 

心理的安全性を確保するには、今集中すべきタスクに集中していれば大丈夫な状況を作り出すことです。

ですから、やれもしない課題をたくさん与えるとか、出口の見えないスケジュールを全うさせようと努力しても、ちっとも集中力は上がりません。

できるだけの分量と質を設定して、これだけやれば大丈夫と子どもが安心して学習に挑めるスケジュールを作るってのが大事なわけです。

もちろん、根拠がなくてはいけません。親が確信を持てていないのに子どもが確信持って、集中して学習なんかできるはずがありません

これも実証済みです。

子どもが夢中になるのは自分の成長を感じられている時である

いいですか、子どもが集中力を保てないのは、一言で言うとスケジュール作りが適切でないためです。

できもしない目標を制限時間もなく、やれやれと追い立てるから子どもは本来持っている集中力を発揮できないだけです。

 

変なテクニックに走るよりもお子さん自身を見て、想像して、そしてスケジュールに落とし込んでいってくださいよ。

 

ゲームとかスマホを禁止したり、「遊ぶ時間を決めろー!」と言っても、一時的には集中力が増すかもしれませんが本質的には何の解決にもなっておりません。

 

本来、勉強ってのは楽しいものです。

好きな鉄道の名前を覚えたり、紙とハサミを使って工作をしたり、かわいくてかわいくて仕方なかった5歳くらいの時、自分の子どもが天才に見えませんでしたか?

 

勉強は鉄道や工作に比べたら好きになりにくいかもしれません。

でも、達成感を味わえている時はお子さんが本当の集中力を発揮して楽しく問題を解いているはずです。

 

これもドラクエと一緒です。

 

達成の道筋が見えていて(敵を倒して経験値と金を得て)、

それを無理なくこなすことができて(100%勝てない敵と戦わずに)、

成長を自分自身が感じられている時(レベルアップして武器・防具を買えた時)、

自分が成長している実感を感じられて、「もっとやりたい」、そんな気持ちになったはずです。

 

人って多分、成長したい生き物で、成長している実感あるいは成長できる実感がある時に集中力が出るんじゃないかと、いろんな子どもを見ながら感じる次第でございます。

 

あとはきちんと寝ろよ。寝不足は大敵だからな。

 

私が言えることはそれくらいでございます。

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