【中学受験】塾で成績が上がらない 成績不振を解消する塾の利用方法・勉強法

【中学受験】塾で成績が上がらない 成績不振を解消する塾の利用方法・勉強法

塾に行ってても成績が伸びないとtwitterで呟き、LINEで何気なく探ってみたり、他の塾がいいかもとネットで調べている皆さん、こんにちは!

塾に行ったって、自動的に成績が上がるわけないじゃないですか!塾任せで成績を上げるのはあきらめましょう!いえーい!

 

と、反感を買うような出だしから始める本日は、そもそも塾は何を提供する場所なのかということから、塾をどうやって利用するのかやっていきます。

 

最初から結論を言ってしまうと中学受験専門塾に通うということは志望校に合格するための一つの手段でしかありません。

 

手段である以上、その手段の特性を踏まえて、目的をもってのぞむ必要があります。つまり、何のために中学受験専門塾に通うのかといった目的意識が必要です。

塾って何?

いろんな形態の塾がございますので、一口には言えません。が、ここでは中学受験専門で、10人以上の生徒に同じことを教える塾を「塾」と定義付けいたします。

では、塾で提供されるものから考えていきましょう。塾ってのはサービス業ですから、提供されるモノやサービス自体がその本質であるに違いありません。

 

基本的に提供されるものは以下の3つです。

①教材(主教材、副教材、プリントなど)

②授業・個別相談

③備品(出席カードやハチマキなど)

 

ん?切磋琢磨するライバルや、女子学院志望の活発で可愛い女の子とか、複合機の無償利用が含まれていないですって?

女子学院志望の活発で可愛い女の子の存在は確かに成績をあげそうですが、それって課金されてますかね?されてないでしょ?

塾の契約書に「女子学院志望の可愛い女の子がいっぱいいます」とか書いてたら、コンプラのうるさい時代ですから確実に問題になります。っていうか変態のおっさんがたくさん来て授業にならなさそうです。

 

ちなみに子供の成績を上げるとか志望の中学に合格させる、とかいうことも契約書とか約款には書いておりません。そうしたことが書いてあるのは契約上の義務ではない合格実績とか、塾紹介欄にのみです。

契約上、書いていないことは義務のないことです。したがいまして、契約書に書いてなければ提供されないと考えて良いでしょう。

 

つまり、中学受験塾には子供の成績を上げる義務はありませんし、ましてや志望校に合格させる義務など負っておりません。当たり前のことですが勘違いしがちです。

 

では中学受験塾って何なの?と言いますと、

中学入試に必要な学力を身に付けるための材料を過不足なく与えてくれる存在です。

 

いいですか、材料を過不足なく与えてくれるだけです。極端に言いますと成績なんか上がらなくたって提供義務は果たしているわけです。

むしろ、中学受験に必要な材料を過不足なく与えてくれる塾ってサイコーだと考えた方が良いかもしれませんね。

中学受験専門塾を利用する3つの利点

中学受験専門塾ってのは3つの点で利用価値のある存在でございます。

1.中学受験に必要となる基本的な解法を漏れなくカバーしていること

2.基本的な解法をカバーするための参考書を選択する手間が省けること

3.学習到達度の把握を適時に行うことができること

 

中学受験で必要となる基本的な解法・公式は多くありますが、通うだけでそれらが漏れなく提供される点で独学よりも優れており参考書をいちいち吟味する必要がなく、定期的なテストによって自らの理解度を測ることができる。こういった点が良いところです。

つまり、中学受験専門塾は「漏れのない参考書を手に入れ」「基本的な解法・公式を習得し」「学習進度の把握を行う」ために利用すべきだと考えます。

ただし、それは志望校に受かる能力の全てを網羅するものではありません。

何を当たり前のこと言ってんだ、と言われてしまうかもしれませんが案外勘違いされているかもしれませんので申し上げました。

成績を上げるのが目的か、志望校に受かるのが目的か

成績を上げる義務など塾にはない、と書きましたが当然親御様は成績を上げて志望校に合格することを望んでいるわけです。提供内容と期待される効果の間にだいぶギャップがありますねえ。

 

契約内容通りに塾の先生が振る舞いますとこうなります。

母「うちの子の成績が伸びなくて・・・」

先生「あ、うち成績を伸ばすことまでは保証してないんです」

母「え?今なんと?」

先生「ですから成績を伸ばすことはうちの義務ではありません。過不足なく受験に必要な内容が網羅されたテキストを提供し、授業を行なっています。それ以上はあなた方の問題です」

母「だって説明会の時に成績を伸ばすって言ったじゃないですか!合格実績No.1なんでしょ!?」

先生「あれは我々の意気込みと結果にすぎません。契約上の義務ではございません」

母「>〜`+*』?_『!!!!!」

先生「まあまあ落ち着いて。実はうちと提携している家庭教師センターでいい講師の空きが出ましてね・・・」

となります。

 

このギャップを埋めるために現場の先生方は契約上の義務や責任を超越して、成績を上げようと努力し、志望校に合格させるために必死になってるんです。辛いね、サラリーマンは。

 

ところで、成績が上がることと志望校に合格することってのは直接的な因果関係があるんでしょうか?そもそも成績が上がるってのはどんな状態ですかね?

 

成績が上がる、あるいは上がったと言うためには以前の自分よりも進化した自分になっていなくてはなりません。その進化の度合いを測るのが偏差値でございます。偏差値が上がるということは周りを出し抜いたということを意味します。

そして、偏差値が上がった状態=成績が上がった状態となんとなく我々は思っているんですね。

 

では偏差値が上がった状態と志望校に合格することってのはイコールなのか、というと全然イコールじゃないんです。だって、そうでしょ。志望校で出てくる問題と模試の問題って違いますよね。志望校の受験者と模試の受験者って違いますよね。

 

本質的には、志望校のテストで時間制限内に合格最低点を取れる実力ってのが合格の実力なんです。

 

だから塾の成績を上げることよりも志望校に合格するための実力を付けるべきなんです。

でも、そんなことは大手塾の先生方は大抵言ってくれません。そして子供も親も何が目的なのかよく分からなくなってきてしまい、過去問を何となく解きつつ塾に何となく行って、何となく普通の学校に進学したり、運よく志望校に合格したりします。

合格の確信犯はあなた方のずっと上の方にいますよ。

 

大手塾では志望校別のクラスを設けておりますが、それも結局は合格を保証するものではありません。

 

では、志望校に受かるためにはどうしたらいいのか。

基本をしっかり暗記し、応用問題を解くための問題読解力を身に付けることです。

【中学受験】暗記は最強の学習方法 暗記とは何か・暗記の仕方について(後編)

【中学受験】応用問題の解き方・解くコツ 応用問題の正体とその対策法

で、その「基本」を塾のテキストでは網羅していますし、問題読解力の訓練は毎度の授業でやってくれます。

ほら、塾って親切でしょ。

基本はテキストから学べます。問題読解力の訓練は毎度の授業でやってくれます。完璧じゃないですか。

 

少なくとも塾の学習のみで、基本問題と標準問題くらいまでは解けるようになります。そうじゃないなら、正しい知識を暗記していないと考えましょう。

応用問題だけは塾で教わったことを家に帰ってきて「うーん」とやらないと解けるようにはなりません。ここが分かれ道です。「うーん」とやってウンコをひねり出すか、「分かった」体験ができるかで難関校に受かるか受からないかが決まってまいります。

この「分かった」体験は塾では学べません。

 

塾はあくまで基礎知識を提供し、「分かった」体験の元になる考え方を教えてくれる存在です。

さあ、塾の利用の仕方が分かってきましたか?

 

難関校に受かるのは「分かった」体験を数多く経験した人です。こういう人たちは毎回の授業に目的をもってのぞみ課題を持って帰ってきて、それを分かるまでやる

シンプルですね。これが塾で成績を上げ、成績不振にならないための解決法です。

 

でもね、現実は難関校と言われる中学でも合格最低点が6割〜7割くらいなんですね。いいですか、合格者の最低点ですよ。受験者の平均点じゃありませんよ?

 

つまり、合格者だって底辺の人たちはフワフワしながら解いてるんです。

 

入試なんてそんなもんです。

 

フワフワしてない人は当然受かります。全ての答えに確信があり、合っていた理由も間違えた理由も説明できる人。こういう人たちはトップクラス、偏差値70以上です。

決して元から頭のいい人が成績上位者じゃないですよ。確信持って答えられるまで暗記し、問題を解く能力を研ぎ澄ませてきた人が成績上位者なんです。

 

確信を持って志望校の問題を解くために塾を利用しましょう。そうしたら志望校の問題だけじゃなく、塾の成績も自然に上がってきますよ。

塾の利用方法

というわけで、塾では頭のいい先生たちが考えたキレッキレのテキストが提供されます。

そのテキストを元にして頭のいい先生たちがテキストに書いていないことをしっかり教えてくれます。

 

ただ、その内容が頭に入ってくるのは準備してなければ良くて半分くらい。

1週間も経てばほとんど忘れてます。

 

だから準備しましょう。少なくとも授業を受ける前にテキストは一通り目を通して解いておきましょうよ。

そうしたら分からないポイントが出てくるはずです。分からないポイントを解決するために塾に行きましょ。

 

準備してない時に比べて授業の内容がガツンガツン頭に入ってきますから。

 

で、帰ってきてから先生がどのような考え方で問題を解いていたのか反芻しましょう。

 

基本通りの学習方法ですよね。予習と復習。でも真面目にやってるかどうかで大違い。

こんなん積み重ねていったら成績不振どころか、「あの子、神童なんじゃないかしら・・・」と思われるくらいの成績が取れます。

 

当たり前のことを積み重ねていった子が成績上位にくるんです。成績下位の人もいっぱいいる?

当たり前のことをやっていないからです。

 

中学受験塾の選び方でお困りならこちらを参考にしてください。

【中学受験】塾の選び方決定版 日能研、SAPIX、早稲田アカデミー、四谷大塚の特徴比較

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