【中学受験】円周率3.14の計算、素早く正確に行うための3つのポイント
この計算をするにあたり4×4×3.14を筆算で求めて50.24とし、50.24をこれまた筆算を使って4で割り、さらにさらに・・・
と、普通じゃない計算をしてる子が多数おります。あろうことか式を書かずに筆算だけで書きなぐる子も少なくありません。
あ、お子さんを普通じゃないとか責めないでくださいよ。
これね、やり方と旨味を教えてもらってないだけなんですよね。早いし、正しい答えが出るしサイコーと思ってくれたら、以後変なやり方はしないはずです。
変なやり方をしてたらぜひ教えてあげてください。
式を書いて、分数をかけて、分配法則を使って、計算を簡単にすれば素早く、そして正確な答えが出る、と。
最も大事なのは式を書くこと。
そして、3.14の計算は最後にすること。
式こそが3.14の計算の最終奥義なのでありますが、北斗の拳の夢想転生を覚えるより習得はずっと簡単です。
これから先、3.14を使った計算は嫌というほど出てきます。
3.14の計算をたくさんするとノートは汚くなり、汚さと比例して間違えが多くなり、ややこしくて頭がぶっとびそうになってしまいます。
最終奥義を覚えていただきますとノートはすっきりしますし、素早く正確に答えが出てみんなハッピーになります。
そして、中学受験の最後まで使える技術です。
円周率3.14の計算方法を覚えるメリット
さて、円周率3.14の計算方法を素早く、正確にする方法はおわかりいただけましたか?明日からでも使える技術です。
ところで素早く、正確に計算できる点がだけがメリットでしょうか?
いえ、そうではありません。
最も大きなメリットは頭のリソースを計算に使わなくてすむ点です。
人が問題を解く際に使えるリソースは限られております。複雑な思考を3つも4つも一緒に行えるようになっていません。普通は。
そして、中学受験の問題は計算力ではなく、問題を整理して組み立て立式する力が求められてます。
計算に頭のリソースを使いすぎると、肝心の思考がおろそかになります。
ですので、早いうちに計算の技術を覚え、暗記し、自信を持って問題にのぞめるようにしていきましょう。
やる気や集中力ではなく、技術をちゃんと覚えましょうっていう当たり前のお話です。
今回は円周率の計算でしたが、一般的な計算の工夫については↓に書いてます。
さぁ、そろそろ本番の受験、そして新学年。頑張りまっしょい。
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