【中学受験】試験の勉強法を東大法学部卒 全国模試1位 元マッキンゼーの人に学ぶ
世の中には頭のいい人がいると聞くけど一体どこにいるのかしら?
とお嘆きの皆様にピッカピカのエリート見つけてきましたよ。
京極さんという方です。
経歴聞くだけでぶっ飛びますから。
▼経歴
・智弁和歌山高校卒業
・全国模試1位
・センター試験全国1位
・東大法学部卒業
・マッキンゼー・アンド・カンパニー入社
・外資系投資ファンド入社
この方に何か不足ありますか?いや、ないですよね。
普通の人が1個でも達成してたらそれだけで一生の肩書きになりそうなものを6個くらい身につけております。
東大生というだけでしたらピンからキリまでいますが、この方はとびきりのピンの人です。
(ちなみに現在はエネルギー系のベンチャーで役員をされております)
てなわけでいってみます。
京極淳さんのインタビュー記事
この方のインタビュー記事は以下から読んでみてください。
あ、読まれました?どう思いました?
「具体的にはどうすればいいの!?」
とかそんな感じじゃないですかね。
で、私なりにちょっとだけ解きほぐしていこうと考えまして、部分的に抜粋して書いていこうと思います。
ちなみに岸和田では小学生がタバコを吸っているらしいです。ほんとかなあ。
「受験はゲーム」でありルールがある
京極さんはインタビュー記事の中で「受験はゲーム」と言い切っております。大変すがすがしいですね。
受験がゲームなんて言ってしまうと青筋を立てて怒り出す方もいるかと思いますが、受験はまごうかたなくゲームです。
ゲームですから当然、ルールがあります。
え?そうなの?と思っておられたとしたら要注意かと思います。
だって、ルールが分からないのに練習してもちっとも上手くなりませんから。
野球の練習で球蹴らないでしょ?
水泳の練習中に砲丸投げやります?
やってたとしたらそれはそれで微笑ましいのですが、はたから見ると近づいちゃいけない人ですよね。
こんな人は当然、野球も水泳も上手くならない。
ところが受験の世界ではルールを知らないのに皆さん練習は欠かしません。
練習、すなわち勉強です。
やたらめったらと机の前に座ってカリカリやっても成績が上がるわけがないのですが、何から手をつけていいのか分からないからカリカリやる。
親御様もそれを見て「勉強しているな」、と一安心。
でも実はプールの真ん中で砲丸投げしてる、と。
そりゃ、成績上がるわけないでしょうが。
「ひたすらPDCAサイクルを回していく」
京極さんはさらっと言っておりますが、めちゃくちゃ大事です。
私は全科目合計で全国模試1位をとったことはありませんが、PDCAは回してましたよ。
受験におけるPDCAサイクルの回し方
まず、いきなり志望校の過去問を解くんです。(DO)
で、点数をつけつつ、間違えたところをピックアップしていきます。(CHECK)
どんな能力(例えば、語彙力とか計算力とか基礎知識とかね)があれば間違えなかったかを定義します。(ACTION)
その能力を獲得できる参考書を買いに行って学習計画を立てます。(PLAN)
学習計画にのっとって学習し、終わったら解いたことのない過去問を解きます。(DO)
これを繰り返すだけ。D→C→A→P→D→C→A→・・・って。
それ以前の問題で、お子さんがやる気がない、というケースも多々あるかと思いますが、基本的には上記のように学習していれば間違えはありません。
とくに大事で、難しいと思うのは、ACTIONとPLANですかね。自分で自分を客観的に評価して、学習計画を立てるのは小学生にはちょっと厳しいでしょう。
それは、親か家庭教師の役目ですよ、と下の記事で書いてますので何かの参考にでもしてください。
「テレビゲームに没頭」
京極さん、小学生のときはゲーム大好きだったらしいですね。ゲームをやりまくっていたようです。
ちなみにゲーム好きと成績の間にあんまり関連性はない、と私は考えております。調べてみましたが少なくとも信頼のおける統計データはございませんでした。
ゲーム大好きな高学歴の人が「ゲームをやっていたから勉強ができるようになった」とか「周りの頭のいい人にはゲーム好きが多い」みたいなことを言っているのをたまに見ます。が、25歳〜40歳くらいの世代で子供の頃ゲームが好きじゃなかった人を探す方が難しいです。
ちなみに現代っ子もゲーム大好き。この前、授業参観に行った時「クリスマスに欲しいもの」というお題で掲示がされておりましたので、授業そっちのけで数えていましたがこんな感じでした。
1位 スプラトゥーン2
2位 任天堂スイッチ
3位 マリオテニス
4位 マインクラフト
5位 スマブラ
見事にゲームが上位独占してます。そして任天堂の圧勝。PUBGとかはさすがに出てきませんね。古いタイトルも混じるところが小学生っぽい。
「注力分野を間違えない」
受験勉強においてもほんとにこれ。めちゃくちゃ大事です。
↓は注力分野を間違えているケースです。
伸びしろが少ない分野を一所懸命勉強して、伸びしろが多い分野は「何となく苦手だから」と手をつけない。
暗記でどうにかなる分野を受験初期に勉強して、受験後期になってきてから算数の猛特訓。
逆でしょ、逆。
試験までの期間が無制限にあるならともかく、時間制限ありますよ?
伸びる分野を伸ばしておいた方が合格までの距離は縮められますし、算数は積み上げが大事だから絶対に早くから手をつけておいた方がいい。
悠長にやってたら間に合いませんよ。
受験で大切なこと
こうして京極さんのインタビュー記事を読んでいると、ちょっとだけ安心しませんか?
「結構普通じゃん」
って。
そうです。普通なんですよ。突拍子もないエピソードは出てきませんね。
あえて言うと、「時計に目がいくと自然と因数分解」するというのが「おおっ」と思うポイントですが、とんでもないことをやっているわけではない。
全国模試1位って聞くとすごいなあと思うかもしれませんが、実態は案外普通なのかもしれません。
ただ、それだけの理解ですと大事な点が抜けて落ちているように思います。
こういった方々が「普通で当たり前だと思われていることをとことん狂ったようにやっている」点です。
正しい努力をとことんやることでしか頂点にはたどり着けません。
当たり前のことかもしれませんが、成績が伸びないのは正しい努力が不足しているだけ。正しく努力したら結果なんて出るから。
たかが試験ですもの。
しかし、全国模試1位をとった人が
「私には全てを記憶する能力があり、小学生の頃から偏微分やってました」
とか言ってなくて本当に良かったですよ。
それじゃマジで救いがねえ。
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