【中学受験】入塾までの準備 やっといて良かったこと・やっとけば良かったこと

規則正しい生活をする
またもや勉強とは関係ない話のように思えます。
でも、これ大事。
はいはい、しつけの話かよなんて嫌な顔しないでくださいよ。こんな私だって傷つくんです!
私は中学受験勉強に関しては一般的なしつけなんかどうでもいいと思ってます。
じゃあなんで規則正しい生活が大事かってーと、規則正しい生活をすると規則正しく学習ができるからなんですよ。
つまり道徳的な理由じゃございません。
塾に通い始めると怒涛の学習ラッシュが始まります。
そのときに困るのは学習時間の確保です。
デタラメな生活しちゃってますと、学習時間が確保できません。
親御様がスケジュールを組むのが大変難しくなるからです。
つまり、家庭学習計画が破綻します。
ある日は23時まで起きてて、ある日は19時くらいでバタンキューなんて生活してたら、学習スケジュールの立てようもありません。
塾で勉強する時間なんて家庭学習の時間に比べたら屁みたいなものです。
中学受験の学力は主に家庭学習で身につきます。
裏を返せば家庭学習がグズグズなのに学力なんか身につくわけないです。
正しいスケジュールは正しい結果を導きます。
そのスケジュールがデタラメだったら学力なんて身につくわけないじゃないですか。
ですから、根本たる家庭学習をしっかりやるために規則正しい生活が重要なんです。
朝は必ず6時に起きる、そして夜は必ず9時に寝る。
こういった習慣が身についていればどの時間帯でどんな勉強をするか、計画をたてられるんですよ。
結果として学力になって返ってきます。
適切なコミュニケーションをとれる関係
「まだ?まだ宿題終わってないの?そんなんじゃ明日塾に行けないよ。どうするの?先生に怒られたら?」
最悪のコミュニケーションですね。
対話には絶対になりません。
こういったコミュニケーションを続けると、やがて子どもは「とりあえず終わらせりゃいいか」と観念して、答えを写して宿題を提出するようになります。
うちはそうでもない?そりゃ、お子さんに感謝したほうがいいですよ。
子どもであれ大人であれ人からああだこうだ言われてやるのは嫌なんですよ。
宿題をやらないと「先生に怒られるから」とか言われてもちっともやる気なんか起きません。
子どもが伸びる瞬間は「自分で」やろうと思って、やったことが成果につながったときです。
成果ってテストの成績?
それも一つの成果です。
親にほめられる?
それも嬉しいでしょうね。
子どもが「自分で」やろうと思うにはいくつか条件があります。
・やったら成果に結びつくことが分かっているとき
・成果に対するフィードバックがあるとき
・安心して勉強できるとき
私は勉強ができない子をたくさん教えてきましたが、勉強ができない子は頭が悪いからできないんじゃないです。
何をしていいか分からない、やっとやる気になって手を付けても分からない、そして成果があがらない。
こういう負の循環を繰り返して何をやっても無駄と諦めるから勉強ができなくなるんです。
無理して難しい問題をやるよりも分かるものを確実に分かるようにしていく。
すると、徐々にできるようになっていきます。
簡単なことです。
ところが叱咤激励やら、脅しを加えたら勉強するだろう、そして勉強させればきっと成績は上がるはず。
そのように考えて脅しのようなコミュニケーションをとるご家庭は一定数あります。
怒られるからやれ。
恥ずかしいからやれ。
みんなやってるからやれ。
こういう言葉をかけたところで1ミリもテンションなんか上がりません。
脅し、脅迫、恐怖、表現はなんでもいいですがこういった手段で子どもに勉強をやらせようとしても一時的にはうまくいくかもしれませんが長期的に見るといい効果は生みません。
それどころか、お子さんとうまくコミュニケーションがとれなくなってまいります。
適切なコミュニケーションがなぜ必要かっていうと、中学受験は親子の信頼関係が正しく成立していたときに結果を生むものだからです。短期的ではなく3年くらいにわたるんですよ。
コントロールじゃないんです。
双方が納得・合意して前進できるコミュニケーションが大事なんです。
怒鳴りまくって「目標達成だ!」と言う上司と、一緒に考えながら自分の意思を尊重してくれる上司、どちらが成果が出そうですか?
胸に手をやって考えてみると、忌み嫌っているあのクソ上司と同じ態度をご自身がとっているかもしれませんよ。
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