公文式のデメリットと弊害 中学受験と公文式の危険な関係

公文式のデメリットと弊害 中学受験と公文式の危険な関係

初めから結論を言ってしまいますが、公文式にデメリットや弊害はありません。

あるとしたら親御様の無い物ねだりです。中学受験に役立つとか、公文式で未来永劫衰えることのない思考力を養って中学・高校に行っても苦労しないようにさせたい、とか。

 

公文ってのは計算結果を暗記させ正しく速く計算できるようにする場なんです。中学受験の文章題を解くための思考力を養成する場ではないですし、ましてやあまねく通用する思考力を養成する場ではないんです。

 

公文で万能の思考力が身につかないと文句を言うのは、ラーメン屋に入って「なんで焼肉がないんだ?」と文句言うようなものです。

ラーメン屋に入ってそんな人が暴れていたら、「こいつ、逸脱してやがるッ・・・!」と思いますよ、普通。

公文式学習法

基本的な学習方法

公文は基本的にプリント学習です。教室に行ってもプリント、家庭学習もプリント。

プリントは進度別にA〜Qまであり、それぞれ1〜200までとなっています。数字はプリントの何枚目なのかを指しています。例えば小学1年生向け教材だったらA。最初の1枚目はA1、2枚目はA2、3枚目はA3・・・という具合。

1から順番に数字が大きくなるほど該当する学年における学習が進んで行って、小学1年生の学習範囲が終わるのがA200。つまり、200枚のプリントをこなすと小学1年生は終了。

教室によって進度に差はありますが、例えば1回教室に行くたびに10枚のプリントを完遂させたとすると、計20回、週2回公文に通っていたとすると10週間、つまり2ヶ月半で小学1年生の勉強が終わります。

公文で出される宿題

公文のない日にやるために毎回プリントをもらってきます。もらうプリントはその日教室でやったところか、それよりも前。

例えば教室でA100〜A110の10枚のプリントをやったとして次の公文の日まで中3日あったとすると、宿題はA100〜A110の10枚と、A90〜A100の10枚、A80〜A90の10枚みたいな感じで宿題が配布されます。

上の場合ですと1日10枚ずつやります。

学習の進め方

A100〜A110までを基準以上の速度で解き、かつ間違いがない(殆どない)場合、次はA110〜A120に移ります。公文の子供はスピードだけ速くて・・・、とよく嘆きの声が聞こえてきますが、そんなことはありません。正確性も見られます。スピードだけ速い子は先に進めません。

プリントの特徴

算数だったら、計算問題がこれでもかと並んでいます。しかも徹底的に同じような問題ばかりです。公文は詰め込み式だと言われる所以はここにありますが、同じような問題を徹底的に反復して解かせることでその単元における計算方法や作法がしっかり身につきます。

学習の根本は正しい思考(動作)の反復ですから公文式はの方法は100%正しいです。え、考える能力?今日びオリジナルの思考能力なんて必要あるんですか?

解きまくることの恩恵

思考能力とか考える力とかを神棚に飾って敬っている人たちは一定数いますが、本当にオリジナリティのある思考能力や考える力など妄想の中にしか存在しません。

学校とは昔の頭のいい人たちが考えたことや方法論のコピーを学習する場所です。だから学校で出てくる問題や、中学受験で出される問題は考え方や方法論を使うとあっさり解けます。あっさり解けないのは正しくコピーできていないか、そもそもコピーしていないからです。

正しくコピーするためには反復するしかありません。一部の天才以外は。

 

で、公文は算数であれば正しい計算方法をコピーするために反復学習します。

国語だったら文章から問われていることを抜き出したり、推測したりする能力を身に付けるため反復学習します。

 

だから、公文の算数では速く正しい計算が出来るようになりますし、国語では文章から問われていることを読み解く基礎的な力が身につきます。

 

じゃあ、公文だけで中学受験に受かるかって?受かるわけないでしょう。だって、公文で身につくことと私立中学の入試問題で問われていることは違うんですから。

学校の勉強があまねく出来るようになるのかって?そんなわけないでしょう。だって、公文で習うこと以外にも学校でやることはあるんですから。

公文のデメリットという大いなる勘違い

公文に文句を言っている人や公文にはデメリットがある、と言う人は勘違いしてます。

公文で学習できる能力ではない能力を公文に求めてるんです。だから、文句を言う。あんなに公文で頑張ったのにどうして家の子はSAPIXでAクラスなのー!とか。

そりゃそうでしょ。公文で身につく能力は中学受験で求められる能力の一部に過ぎないんですから。

公文の弊害だとか人のせいにするのもやめましょう

なにせ、公文に万能性を求めている人たちは勉学においてうまく行かないと公文が悪いとか、公文の弊害だとか平気で言ってしまいます。

とくに昨今、中学受験と公文はセットで語られることも多く、中学受験におけるアドバンテージ獲得のため公文に通わせている人もおります。

計算の速さと正確性ではアドバンテージがあるかもしれませんが、中学受験は全く別の能力が問われます。したがいまして、公文の優秀者でも思うような成績が出ないことがしばしば。

 

すると、「公文のせいで思考能力がなくなった」とか「計算ばかり得意になったけど、ちっとも算数が解けない」だとか公文の弊害について語り始めてしまいます。

 

いやいや、それ、公文のせいじゃなくて中学受験のための応用的な問題文読解力が足りてないだけですから。

で、検索してみた

私が公文のデメリットやら弊害なる意見を耳にするのは主にお母様方からです。もしかしたら私の身の回りのお母様方のみが勘違いされているのかもしれない、そう思い検索してみましたよ。

OK、GOOGLE、公文のデメリットを教えてよ。

 

「公文 デメリット」と「公文 弊害」で検索してみました。ウホッ。想像をはるかに超える検索結果が現れて、私むせてしまいました。みなさん、思考力とか学習における万能の力が公文で身につくと思っているんですね。

むしろ公文すごいです。改めて公文は日本最強の学習塾なんだなあと思いました。トンチンカンな検索結果は公文に対する世間の期待の現れですね。

 

だって、例えばですよ、

「野球教室のデメリットを徹底解剖!ヘディングシュートがうまくならない3つの理由」

とか

「【驚愕の事実】絵を学んでもバイオリンは上達しない!経験者が語る絵画教室の落とし穴」

とかいうタイトル見てどう思います?

電波系テキストサイトですよ。

「公文 デメリット」「公文 弊害」の検索結果はそれくらい眩しいのです。畜生!悔しいがお前らマブいぜ・・・!

みんな愛憎半ばの公文の評判についてこちらで詳しく書いてます。

公文の口コミと評判 ママ達のリアルな声&学研の先生が激しくディス

公文式ではカバーできないところ

応用問題の能力は期待しない

公文式の算数教材は前段でも書いた通り基本的には計算問題が並んでおり、それをひたすら解いていくスタイルです。計算の速さと正確性は身につきます。

中学受験の算数、ことに応用問題では①何が問題なのかを考え②発見し③手順を思い浮かべ④解法や解法パターンに落とし込み⑤計算する、という手順を踏みます。算数の応用問題を解く手順のうち公文式でカバーしているのは⑤のみです。

 

我が家の息子が文章題を解く時の作法を見ると、出てくる数字を拾って問題文の指示に合わせて足したり、引いたり、掛けたり、割ったり、という作業を機械的に行なっています。

算数の読解力は身についていない証拠ですね。

問題文の理解よりも解くことが先に立っています。今はそれでもいいかなと考えていますが、このままだといずれ苦労しますね。ま、苦労するといいと思います。

読解力も期待しない

開成中学の算数の問題解説でしつこく言ってますが、応用的な算数の問題で本当に難しいポイントは「①何が問題なのかを考え②発見し」という点です。

解くには算数の読解力、論理的思考能力が必要です。国語で基礎部分は身につきますが、算数の読解の作法も身につけておかないと解けません。

 

少なくとも公文式では算数の読解の作法を鍛えてはくれません。

学習に万能の方法は存在しない

学習方法において全てを網羅するような盤石の方法はありません。公文式であれ、中学受験塾であれ、家庭教師であれ、手段に過ぎませんから鍛えられる能力が部分的になってしまうのは仕方ありません。

 

それよりもむしろそれぞれの学習手段が何をカバーし、どこをカバーできないのかを把握し、カバーできない範囲をいかにしてカバーするかを考えるべきです。

 

中学受験の情報を集めていると、まことしやかに「小学校3年生までは公文、そこから中学受験専門塾」という話が聞こえてきます。

公文式に通うメリットは学習習慣がつくのが第一で、処理能力が速くなるのが第二だと考えています。中学受験勉強において役立つ能力が二つも身につけられる公文式って凄くないですかね?

それも第一のメリットである「学習習慣がつく」っていうのは他では得難いものだと考えます。

「小学校三年生」といったような年次はあまり意味を持ちませんが、学習習慣がつくという意味ではそれくらいを目安にしてもいいのではないでしょうか。

 

ただし、小学三年生で「連立方程式」をやっているから中学受験ではアドバンテージがある、みたいなのは全く違います。中学受験では解法を知っていることなどクソの役にも立ちません。

 

その証拠に親であるあなたが開成中学の問題を解いてみてください。連立方程式を知っているから解けますか?二次方程式を知っているから解けますか?

大人だってきちんとした読解力、論理的思考、解くスキルを持ってないと解けないんです。

 

公文から中学受験塾への切り替えタイミングはこちらを読んでください。

公文は受験の弊害!?公文式から中学受験塾への切り替えタイミング

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公文(くもん)教室の選び方 公文式最強おすすめ優秀教室はここだ!

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