公文vs学研教室 生徒数、料金、学習方針、教え方、宿題、教材を比較

公文vs学研教室 生徒数、料金、学習方針、教え方、宿題、教材を比較

幼稚園や保育園に入園すると、熱心な皆さんが考えるのは

「小学校に上がった時大丈夫かしら」

ということでございます。

 

こどもちゃれんじでは何となく不安なわけですね。分かります、その気持ち。

 

何しろ、こどもちゃれんじは、

「絵本に、教材、それに知育玩具もついてきて月2000円ちょいってなんてお得!やらないよりはやっといた方がよくねぇ!?」

と気軽で、かつお得感があるのが最大のポイントでございます。

 

ただやっぱり不安は残るわけです。小学校における学習進度の速さを先輩ママから聞くと、とらじろう1匹に任せておくわけにはいかない気がしてきますよね。

ああ、すみません、しまじろうでしたね。

 

そこで次なる学習手段として公文か学研教室を検討し始める、これが王道でございます。

もしかして、そんなこと考えてるの私だけ?って思ってませんか?

大丈夫ですよー。みんなそうですからー。

 

というわけで公文も学研教室も通わせた経験がある私が公文と学研教室を比較して偉そうに講釈を垂れる、というのが今回の目論見でございます。

まずは生徒数から見てみましょう

どちらの塾も耳にしたことは必ずあると思います。まあ有名ですからね。

ところで、双方の生徒数はどんな感じなんでしょうか?

 

公文:160万人

学研教室:36万人

※実生徒数ではなく、1教科1名とカウント。1人で2教科やっている場合は2名となる。

※上記は日本国内の生徒数

引用元:公文教育研究会 会社概要

引用元:学研ホールディングス 2018年9月期 第2四半期決算説明会 資料

ぶっちぎりで公文です。

ちなみに、しまじろうは何人生徒を集めているかというと国内で79万人。

引用元:Benesse Report 2018

 

しまじろうと公文ですと、公文の方が生徒数でまさっておりますね。

一般受けしなさそうな学習方法なのに、これだけ生徒数を集めているってのが驚きです。

公文と学研教室 月々の料金(月謝)比較

幼児もしくは小学生の場合、月々の料金(月謝)はいくらくらいかかるんでしょうか?

 

公文:7560円(東京・神奈川)、7020円(その他の地域) ※週2回 1科目

学研教室:8640円 ※週2回 算数・国語の2科目

引用元:会費とお支払い方法(公文)月謝一覧(学研教室)

公文の月謝の高さは際立っておりますね。だって、東京、神奈川に住んでたら2科目で15120円ですよ。

しまじろうだったら2000円ちょいです。

なのに国内の生徒数は公文がトップ。ちょっと信じがたいですね。

公文と学研教室の学習方針を比較

公文は言わずと知れたプリントスタイル。ひたすらプリントをやりまくるんです。その本質は暗記です。

たとえば算数。

徹底的に同じような問題を1枚のプリントでやらせることで暗記しちゃおうというのが公文の基本的な学習方針でございます。

暗記というと眉をひそめる向きもあるかもしれません。が、暗記は最も効率良く、そして効果的な学習方法です。

公文って学習効率いいんですよ、実は。

 

それに対して学研教室はプリントスタイルではありますが、暗記ではなく考える力の育成を重視しています。

あ、これ私が勝手に言ってるんじゃなくて学研の先生が説明会で

公文とは違って学研では考える力を身につけさせるんです!」

と言い切ってましたからね。

 

というわけで公文と学研教室では、根本的な学習方針が違います。

ですから教室の雰囲気も全然違います。

公文の教室を音で表現する

カタカタカタカタカタ(鉛筆の音)。

ガーッ(椅子を引く音)。

シュパパシュパパ、サラッサラッ(指導員の先生が丸つけする音)。

「××くーん」

ジャー(時々トイレから水の流れる音がする)。

 

公文の教室ってのはちょっと異様な空間でして、擬音が支配しております。授業はしませんから、遊び盛りの子供がひたすら長机に向かってカタカタいわしてるわけです。

正直に言いますと、最初見たとき「これ、大丈夫か?おい!?」と思いましたよ。

学研教室を音で表現する

「今日は××をやるよー!終わった人は手を上げてね!」

「はーい!」

「じゃあはじめっ!」

サラサラサラサラサラ(鉛筆の音)。

「はーい、終わった!」

「終わった人から先生に教えてねー!」

「はーい、はーい、はーい」

 

学研の教室では人の声がします。公文とは違います。

何でしょう、この安心感。学研教室では我々が思う、いわゆる『授業』が繰り広げられます。

学研教室の先生は親には余計なことを言いますが、子供には優しそうです。

公文と学研の最大の違いは学習方針にあり

公文と学研教室の最大の違いは学習方針にあります。

 

公文は生徒個人による徹底的な繰り返しと暗記。

学研教室はどちらか言えば知育系に近い。つまり考える力を育成しようという方針があります。

 

端的に言いますと、

「公文は授業をせず、学研教室は授業をする」

 

もっと別の言葉で言いましょうか?

「公文は自ら学ぶ。学研教室は教わることを学ぶ」

 

これが公文と学研教室を分かつ最大のポイントです。

公文と学研教室の教え方を比較

公文の教室ではそもそもちょっとしか教えてくれません。ほとんどは子供本人がプリントを解きまくって覚えることに費やされます。

指導員の先生は黙々と丸つけに励み、子供がプリントを提出しにくると別の教科のプリントを渡す。

この間、ほぼ無言

孤独なレースが子供たちの間で続いていくわけですね。すなわちtomorrow never knowsですよ。

 

対して、学研教室では先生と子供の間で一応のコミュニケーションがあります。見た目、子供は楽しそうに見えます。

 

方針が違いますので教え方も全然違います。

公文の指導員の先生方よりも、学研教室の先生の方が人間らしく見えます。

 

学研教室に気持ちが向いてきましたか?

 

では大事なことを言います。

結果、どちらの方が楽しいと言ったか。

我が家の子供は「公文!」と即答しました。

 

why Japanese child!?

公文と学研教室の違い 宿題の分量

公文では熱心な教室ですと1日10枚〜30枚程度の宿題が課されます。直営教室ですと5枚〜10枚といったところですね。

30枚ってすごい量ですよ。算数ですと1枚のプリントあたり、表と裏合わせて10問〜30問の同じような計算問題がびっしり並んでおります。30枚のプリントをこなすって、1日あたり300問〜900問の計算をこなすってことです。

たとえ5枚だったとしても、1日あたり50問〜150問。

めまいがするでしょう。でもそれが公文スタイル。

 

対して学研教室の宿題はというと、1日あたり1〜2枚程度でした。

学研教室のプリントは公文ほど濃密ではありません。ひたすら計算問題が並んでいるようなプリントではありません。プリント1枚あたり、問題は4〜6問くらいです。

それで1日あたり1〜2枚の宿題ですから、解いたとしてもせいぜい8〜12問。

 

つまり、公文と学研教室の宿題ではこなす問題量が全然違うんです。

 

すると何が起きるか。

 

公文をやっていると量が質に転換して、いつしか間違えることなくすごい速さで問題を解くようになります。学研教室では、少なくともそういうことは起きませんでした。

公文と学研教室の教材の違い

こういった公文と学研教室の違いは教材にも現れてきます。

公文のプリントはひたすら問題が並んでいてイラストなんか出てきません。出てきたとしても申し訳程度です。

 

対して学研教室はうさぎさんとゾウさんのイラストが出てきて、なんだか楽しそうです。

かつ、単なる算数の計算を少しでも分かりやすく面白くしようとする工夫がされています。

 

ところが子供は言います。

「楽しいのは公文!」と。

一体なぜだ?

考える力とは

学ぶのが楽しいというのはけしてうさぎさんとゾウさんのイラストが描いてあるからではありません。

しまじろう、よそ見してたな、お前もだ。

 

学ぶ楽しさというのは自分の成長を感じられた時に感じるものです。学習が楽しいというのは成長できているということ。

 

できない仕事ができるようになった新人時代、ヘトヘトでも仕事の楽しさが少しずつ分かってきた経験はありませんか?

たいていのことはできる今、仕事がクソ面白くなくて頭の中で愚痴がエコーしていませんか?

 

成長するってのは人にとって本質的な喜びなんだと思いますよ。

 

我々にできるのは安易に学ぶ楽しさを追うのではなく、成長させられるような環境を用意することくらいなのだと思います。

 

考える力を標榜する学習塾は知育系お得意のイラストや「大人が考える楽しそうな学習」を施します。

ですが、イラストや「楽しそうな学習」は本質的な学習能力の向上とあまり関係がありません。

 

そもそも、大学の研究室以上でなければ考える力は必要ありません。それ以前に必要となるのは昔の頭のいい人たちが考えたことを正確にトレースする能力です。

 

学習能力を向上させようと考えるのであればひたすらトレースする訓練をする方がいいんです。

その方が成長できるからです。

 

公文が優れているのは反復学習により理屈もへったくれもなく学習させちゃおう、と割り切っている点です。

それでも向き不向きはあるぞ

とはいえ向き不向きはあります。

 

さて、原点に戻りましょう。

何のために学習塾に行かせるんでしたっけ?

「小学校の授業についていくため」でしたよね。

であれば足し算、引き算が身についていればよろしい。あるいはひらがな、カタカナ、そして簡単な漢字が読めて書ければよろしい。

 

公文はそれ以上を目指す塾です。ガチ勢向けの塾です。万人向けではありません。こんなに生徒がいっぱいいるのが信じられないのはそれが理由です。

 

学研教室は「小学校の授業についていくため」という切実な要望に照準を当てて教材を作ってくれており、授業をしてくれる塾です。

 

「小学校の授業についていくため」という目的に対してどちらが適合しているのかは明白ですよね。

そうです、学研教室です。

 

対して公文が続く子は「小学校の授業についていくため」ではなく、成長に喜びを感じて辛い宿題をせっせとこなせるような子です。

上を目指したい、成長したいという子は公文に向いてます。

学習がさほど好きでもないが、小学校で困らない程度の力が身についていればいいや、という子や親にとっては学研教室がおすすめです。

 

公文は人を選びますが、学研教室は公文ほど人を選びません。ですから迷ったら学研教室です。

 

ちなみに、しまじろう!お前のことを忘れたわけじゃないぜ・・・!いつかどこかでお前を取り上げて書こうと思うッ。

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