【中学受験】入試直前期に学校を2日休んだ後、やっぱり行くことにした人の体験談
最近、スマホでインターネットを見るときのアプリをグーグルクロムとかいうのに変えました。
すると、検索語を入れる欄の下に変なニュースみたいなのが出るようになったんです。
先日そこに「入試直前に学校を休ませる休ませないうんちゃらかんちゃら」とかいうのが出てたので「おや?」と思い、読みました。
なんか興味そそられたんですね。
で、そのニュース、「親と子で話し合って決めましょう」ってな結論でございました。なんだよ、グーグルのくせに究極の答えを出さないのかよと思いましたよ。
そんなわけで何かの参考になればと思い、実際に親と子で話し合い、休むことに決め、2日休んだ後やっぱり行くことにした私が体験談をお話していきます。
受験直前期に休んだ方がいいのかなと思う子供の心理
正月特訓が終わって、さあそろそろ3学期の始業。
受験まで1ヶ月を切って、さあ本番という時期になりますと、子供も親もちょっとイカれちゃってます。
塾でも「マジで!?1月は学校休むの?」なんて会話がちらほら。子供心に不道徳心がむくむく屹立するわけです。
人に後れを取りたくないという気持ちも混ざり、「休まないとやばいかも」という気持ちになりましたよ。
で、ある時、母から「1月はどうしようかね。学校」と持ちかけられました。
直感的に分かりましたよ。「お母さんは学校を休ませたがっている」ってね。
んなこと子供だって分かるに決まってます。そして私自身も休まないとまずいのかなぁと思ってました。
つまり、利害が一致しているわけです。
でも、「うん!休む!」と直球で言うと、不真面目だと思われるかもしれないので、
「うーん、休んだ方がいいのかなぁ。でも学校はちゃんと行った方がいいと思うし・・・」
なんて殊勝なふりをいたします。少なくとも私はそうでした。
今となっては母が何を言ったのか正確に思い出せませんが(30年も前だし)、なんか押し切られた末に休むことになったのだけは覚えてます。
多分、母は
「結構休む人って多いみたいよ?」
「集中して勉強できるからいいかもってママは思うの」
「でも自分がどうしたいかが大切だから自分で決めなさいね」
みたいなことを言ったんじゃないかと思います。
こんなこと言われて「あー、やっぱ学校行くわー!」と言える子はあんまりいないと思います。
で、私は始業式だけ行って、休むことにしました。
受験直前期に休んだ方がいいのかなと思う親の心理
私ね、中学受験における親と子の関係って、馬主と馬の関係のようなものだと思うんです。
一番結果を期待しているのは親だけど、走るのは子。
親は自分が走れないとなるとやきもきして情報を集め出します。
後に母は他の子の親と話したり、先生と話したりして情報を集めたと語ってくれました。今だったらインターネットですかね。
自分が走れないので、せめてもの親心で情報を集め、不安になり、子供にそれとなく持ちかける、と。
受験直前期に学校を休ませるという母の発想自体が情報にやられちゃってたんだなぁ、と今では思います。良かれ、と思ってたわけですが。
2日間学校を休んでみてどうだったか
そういうわけで親子の利害が一致して、学校を休んで勉強することにしました。
この時の心情を正確に言い表します。30年経っても感情だけは記憶に残ってます。不思議ですね。
仮病を使って学校を休んだ時の心情、です。
つまり、後ろめたい。
仮病を使うと病気のふりをしなくちゃなりませんよね。外に出て遊んだり、ゲームしたりもできません。
結果として仮病を使っても全然ハッピーじゃない。
受験直前期に学校を休んだ時もそういう気持ちでした。
いいのかなぁ、と思いつつ勉強してますし、突然空いてしまった時間を何に生かすべきかという発想すらない状態で勉強にのぞむと効果的な勉強なんかできません。
2日も休むと頭がおかしくなりそうでした。
だから私は母に懇願して3日目から学校に行くことにしました。
生活リズムが元に戻ると、私は大変安心いたしました。安心して勉強できるようになりました。
受験直前期に学校を休むことのもう一つの問題
私の行っていた小学校は1学年、だいたい120人くらい。そのうち中学受験をする子が10人にも満たないくらい。
圧倒的マイノリティ・・・ィィィッ!
だから、中学受験をする子は担任の先生にしばしば異物扱いされます。少なくとも私はされてましたよ。露骨に。
ま、でもそれも仕方ありません。中学受験をする子は学校の優先順位がどうしても低くなりますから。少なくとも小学6年生とか、受験直前期はね。
当然、学校行事の優先順位は下がるわけです。
例えばマラソン大会。
冬はなぜかマラソンが盛んになります。マラソン大会に向けて朝練やら放課後の練習やらがありますが中学受験を理由にして行っておりませんでした。
私は学年で一番か二番かくらいに足が速かったので、朝練やら放課後の練習やらに出ないと言った時の担任の先生の反応たるやもう。
小学校の先生に不興を買うような行いを繰り返した結果、蛇蝎のごとく嫌われておりました。
そりゃ私だって中学受験を経験せず教師をやっていたとしたら面白くありませんよ。
2日休んで小学校に行った時の反応は、
「ずっと休むのかと思ってたよ」
もちろん顔は笑っていません。その時の冷たい目を今でも覚えてます。
いやあ、苦しかったです。学校にも家にも居場所がない。
とくに私は小学6年生の1年間が本当に苦しかった。6年生の時の担任は中学受験なんていう進歩的なことをする変わり者の親子という目で見てくるんですもの。
「じゃあどうすりゃいいんだよ!何一つ悪いことなんてしてないし、自分は自分で一所懸命目標に向かって頑張ってるだけなんだよ!邪魔しないで!」
と、先生にも言いたかったですし、事あるごとに先生に自分の考えを主張する母にも言いたかったですね。
学校なんか滅多なことがなければ休むべきじゃない、と私は言いたいです。情けない思いをしますから。
学校を休んで何すんの?
ってか学校休んで何するんでしょうか?
勉強に決まってるだろ。当たり前のこと言うな、と言われそうですね。
違います。聞きたいのは、
あと1ヶ月で目標(志望校の合格最低点)から逆算した時に何をすべきで、それにかかる時間が何時間で、学校に行っていた場合の可処分時間が何時間で、目標達成時間と可処分時間にどのくらいの差異があるのか
ってことです。
この関係を式に表すと、↓のようになります。
目標達成時間ー可処分時間=学校を休む意味
もし、上記の式が正になるんだったら、時間が足りないってことですから不足した時間分を休めばいい。負になるようであれば休まなくても構わない。
そんなこと分かんねーよ、というのでしたら学校を休ませる前に計算した方がいいのではと思います。
目的がなく学校を休んでも情けない思いしか経験できませんから。
それでも学校を休ませますか?休ませるって?それはえらい。
信じた道を信じるだけの根拠があって肝が据わっているということですね。是非合格を勝ち取ってください。
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