【中学受験】2018日能研の資料にツッコミを入れながら魅力を語る(費用、教材)

【中学受験】2018日能研の資料にツッコミを入れながら魅力を語る(費用、教材)

というわけで大手中学受験専門塾各社に資料請求をして検討しているところでございます。

日能研の資料も届きましたので費用(月謝)、教材、時間割、クラス分けなどなど適宜ツッコミを入れつつ紹介していきたいと思います。

費用(月謝)

ま、一番最初に気になるのは費用なわけです。えーっと・・・、どこにも書いてないですね。嘘だろ。

仕方ないので、ホームページを見にいきました。首都圏の費用(月謝)が載ってますね。

小学1、2年生でかかる費用(税込)

小学1、2年生は「ユーリカ!きっず」なるクラスが開講されており、「わくわく」と「ふむふむ」なる2つのステップがあります。

「感じる力=わくわくステップ」と「学びの力=ふむふむステップ」の2つに分けて学習するシステムです。

例えば2018年の1年生向けプログラムの第1回目は「わくわく①」で「かくれたことばをさがせ」。

第2回目は「わくわく②」で「ことばのへんしん」。

第3回目は「ふむふむ」で「はんたいご」

 

・入会金:10800円

・月謝:9612円/月 (弟妹割引価格4806円/月)

★年間費用見込(入会金込):126144円

★月ごとの平均費用(月謝換算):10512円/月

 

家庭学習用教材として①おうちでチャレンジシート②漢字・計算ブックの2種類が配布されます。

3年生でかかる費用(税込)

3年生は国語、算数のみで週1日、2コマ。

時間割では土曜日のお昼過ぎから開講していて、1コマ1時間10分。

2コマなので、2時間30分。休憩時間は10分ですね。

 

・入会金:10800円

・月謝:10260円/月

・テスト(半期分):16200円

・教材費(半期分):8856円

★年間費用見込(入会金込):184032円

★月ごとの平均費用(月謝換算):15336円/月

※月謝、テスト、教材費は前期と後期で変わらないものとする

4年生でかかる費用

4年生になると4科目のコースで算数、国語、理科、社会の4教科で週2日4コマ、2科目のコースで週2日3コマになります。社会と理科は1コマの中でいっぺんにやるんですね。

ちなみに算数は2コマ、国語は1コマ、理科・社会で1コマです。

1コマあたりの時間は1時間10分で、これはどの学年でも変わらず。

 

・入会金:21600円

・月謝

→W・Gコース共通 4科目:20520円 2科目:15390円

・テスト(半期分)

→学習力養成テスト(全10回) 4科目:32400円 2科目:27000円

→日能研全国公開模試(全3回) 4科目:9720円 2科目:8100円

・教材費(半期分)

→4科目:18769円 2科目:14698円

★年間費用見込(入会金込)

→4科目:389618円 2科目:305876円

★月ごとの平均費用(月謝換算)

→4科目:32468円/月 2科目:25450円/月

 

※月謝、テスト、教材費は前期と後期で変わらないものとする

【コラム】日能研のWコースとGコースってなんだ?

後でも書きますが、とかく分かりにくい日能研の資料。なんの説明もなしに時間割にW1、W2、W3、Gとかコース名らしきものが書いてあります。分からないので電話してみたら、色々説明してくれたのですが、要はW1は成績が一番下のクラスで、そこから数字が上がるほど上のクラスになり、Gが最上位クラスとのこと。

注釈を入れておいて欲しいところです。

5年生でかかる費用

5年生になると4科目で週3日、6コマの授業。

2科目で週2日、4コマの授業となります。

算数は週2コマ、国語も週2コマ、4年生では1コマで理科・社会をやっていましたが、5年生では理科1コマ、社会1コマとなります。

 

・入会金:21600円

・月謝

→W・Gコース共通 4科目:25272円 2科目:18144円

・テスト(半期分)

→学習力養成テスト(全10回) 4科目:37800円 2科目:27000円

→日能研全国公開模試(全6回) 4科目:22680円 2科目:16200円

・教材費(半期分)

→4科目:27334円 2科目:18651円

★年間費用見込(入会金込)

→4科目:500492円 2科目:363030円

★月ごとの平均費用(月謝換算)

→4科目:41708円/月 2科目:30253円/月

※月謝、テスト、教材費は前期と後期で変わらないものとする

6年生でかかる費用

6年生になるとWコース4科目で週3日9コマ、2科目で週2〜3日5コマ。

Gコースは4科目のみで2科目コースはなく週4日12コマになります。

 

Wコースは算数3コマ、国語2コマ、理科2コマ、社会2コマ。

Gコースは算数5コマ、国語3コマ、理科2コマ、社会2コマ。

 

・入会金:21600円

・月謝

→Wコース 4科目:30132円 2科目:21600円

→Gコース 4科目:40824円

・テスト(半期分)

→学習力養成テスト(全17回) 4科目:64260円 2科目:45900円

→日能研全国公開模試(全6回) 4科目:22680円 2科目:16200円

・教材費(半期分)

→4科目:29743円 2科目:21276円

・副教材費(半期分)

→4科目:5918円

★年間費用見込(入会金込)

→Wコース 4科目:628386円 2科目:447552円(副教材費を除く)

→Gコース 4科目:756690円

※月謝、テスト、教材費は前期と後期で変わらないものとする

★月ごとの平均費用(月謝換算)

→Wコース 4科目:52366円/月 2科目:37296円/月

→Gコース 4科目:63058円/月

その他かかる費用

これに付け加えて、夏期講習や冬季講習などの特別講習みたいなのが費用としてかかってまいります。

時間割

もらった時間割を見てみますと、平日は17時〜20時55分で3コマ分。土曜日が10時40分〜17時20分で5コマ分ですね。

さすがに4年生までは19時30分が最終授業ですが、5年生、6年生になると20時55分まで授業やってます。

6年生は週4日全て20時55分までですね。4時間拘束ってすごいなあ。

教材

日能研の資料、これ、すごく分かりにくいです。

まず資料の種類が多すぎて、しかもタイトルから中身が想像できないので知りたい情報を知ろうとするといちいち中身を見ないといけないんです。だって、何が書いてあるのかタイトルからはちっとも分からないのですもの。

費用の次に、どんな教材使ってるのか見たかったんですが、どこに書いてあるのかさっぱり分からないのです。

嘘じゃないですよ。資料名見てくださいよ。

資料名

①学び家よ、私学へ!高等教育へ! ステージⅡ・Ⅲ・Ⅳガイドブック

②豊かさをつくり出す ハイタッチテクノロジー

③低学年の学び <小学1〜3年生> ようこそ学びワールドへ

④もりあがる中学受験

⑤合格力。自分自身が育てるステージⅴ

⑥日能研 Q&A

⑦時間割

 

何が書いてあるのか想像できるのが⑥Q&Aと⑦時間割だけってすごくないですか?

「ハイタッチテクノロジー」なんて想像の範疇を超えてます。

で、どんな教材を使っているのか?

で、資料を全部読んでみると驚愕の事実が発覚。

どんな教材を使っているかどこにも書いてない。

嘘だろ。

 

代わりに書いてあるのは、独自用語の解説とか学習理念、学習システムです。

ちなみに「②豊かさをつくり出す ハイタッチテクノロジー」には学習システムが書かれてました。

豊かさをつくり出す ハイタッチテクノロジー

ここで書かれているのは日能研の学習システムです。

学習システムについては以下のようなものがあり、説明書きが付されています。

マイニチノウケン

教室からのお知らせとかがWebで見られるマイページのことです。

DI学習支援システム

説明がほとんどないので推測になりますが、多分答案を共有したり、テストの答えが掲載されているんじゃないかと思われます。

独自用語が多すぎるのと、ポエムみたいな文章なので内容が極めて分かりにくいです。

例えばDI学習支援システムの1要素と思われる「クエストガイド」。ここには、このように書かれています。

もっと自由に学び、ワタシが探求に踏み出すための作問者からのメッセージ

引用元 日能研資料「豊かさをつくり出す ハイタッチテクノロジー」

これ、意味分かります?かろうじてテストを作った人が作問の意図を説明し学習してほしいことを配信しているのかな、と理解できますが一読しただけでは何が何やらさっぱり分かりません。

デジタル答案

答案をデータ化してWebで共有してくれます。

Web解説

マイニチノウケン(要するにマイページ)でテスト問題の解説が公開されているようです。

ちなみにテストの解説では考え方や他の生徒の記述例、クエストガイド(新たな疑問や問いと出会う窓口と説明されてます)、アンサーガイド(どうやって考えると解答までたどり着くか)が公開されています。

他、Webで公開されること

あとはテストの分野別正答率や分野別チェックシート、入試問題検索、個人別BT表(分野別通過率表)、志望校別得点力シミュレーション、合格判定データ、卒業生からのアドバイス集、私立中学の学校情報などが見られるようです。

結局、教材は分からずじまい

日能研は熱意が溢れすぎています。とても。

その結果、資料が独自の用語や思想による解説になっていて大変読みにくいのです。

例えば、「合格力。自分自身が育てるステージⅴ」という資料では、様々な学習の仕掛けやツールが紹介されているのですが、

<覚悟率カード> 覚悟して答えを書けたのか?

<タイムトライアル> 一発で、決める!

<ムービングM> 枠組みを超える自由。自分が動く!

という具合で頭がクラクラしてきます。

カリキュラム

日能研の資料に取り組むこと1時間。頭が痛くなってきて、もう何も分からない状態に。

え、カリキュラム?馬鹿野郎、そんなことより自分の学びを育てて、「感動したよ!」サインを出すのが大切なんだ。

お前らはどんな学びのモデルを選択するんですか?え?次の選択肢から選べ。

記録+根性 → 暗記(末端)

記録+気持ち → 記憶(先端の始まり)

記憶+思考技法 → 学び(先端)

学び+未知 → 未来(最先端)

引用元 日能研資料「学び家よ、私学へ!高等教育へ! ステージⅡ・Ⅲ・Ⅳガイドブック」

最先端に決まってるだろ!そうやって「自分の道の上にある合格」を捻り出すんだ。その途中には「ワクワク」「ドキドキ」がいっぱいあるんだよ。僕たちは夢の途中なんだよ。豊かな合格でアタマとココロを思いっきり「ワタクシ化」して、「<ふり返り>エンジン」でブンブン学習サイクルを回すんだよ。

どうやってやるかって。決まってるだろ。「日能研プロフィシエンシーシートVer.3.0」を使うんだ。

みんなの「学び家(まなびか)」へようこそ!レッツ日能研。

 

【中学受験】日能研風に学びを解説する アタマとココロで成長エンジン

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