【中学受験】2019年合格実績速報を読み解く 御三家合格率が一番高い塾とオススメ塾

【中学受験】2019年合格実績速報を読み解く 御三家合格率が一番高い塾とオススメ塾

2019年の私立中学入試も結果が出揃ってまいりました。

そうすると当然のように発表されるのが、各塾による不思議な合格実績速報でございます。

 

何しろ各塾の合格実績を全部足していきますと、学校発表の合格者数を上回りますからね。毎年の光景です。

 

2018年開成中学の合格者数なんて、SAPIXと早稲田アカデミーと日能研の3塾の合計で学校発表の合格者数を上回りましたよ

もはや、塾が嘘ついているのか、学校が嘘ついているのかなんてどうだって良くなってくるくらいの乖離っぷりです。

【中学受験2018】SAPIX合格実績と各塾合格実績の謎 合格者数合計が明らかにおかしい!

いえいえ、糾弾しようなんて気は一切ありませんよ。

これでいいんです。

だって、面白いじゃないですか。

 

中学受験塾の伝統芸能ですからね、これ。

上島竜兵氏の「押すなよ!押すなよ!」みたいなもの。

嘘つけ!と言うのはシャレが分からないのであって無粋でございます。

 

2019年も謎の合格実績になっているはずですから見ていきましょう。

2019年 大手4塾の御三家合格実績

塾名 開成 麻布 武蔵 桜蔭 女子学院 雙葉
SAPIX 272 183 55 171 125 48
早稲田アカデミー 102 65 56 71 60 40
日能研 42 69 40 28 78 30
四谷大塚 未発表 未発表 未発表 未発表 未発表 未発表
塾発表の合格者数合計 416 317 151 270 263 118
学校発表の合格者数 396 376 186 280 不明 不明

2019年の大手中学受験塾4塾の合格者数でございます。(2019年2月13日現在)

四谷大塚は未発表。

 

きっと集計に時間がかかっているのでしょう。今頃、YTnet提携塾や四谷大塚NET加盟塾の担当者の首根っこつかまえて、

「早く合格実績出してくださいよ。オラオラ」

とかやっているに違いありません。

 

さて、そんな四谷大塚でございますが、もうほとんど合格者数の椅子は埋まってますね!

開成:残り10名 残りー20名 ※2月10日時点では残り10名でした

麻布:残り49名

武蔵:残り35名

桜蔭:残り12名 残り10名 ※2月10日時点では残り12名でした

※女子学院と雙葉は学校発表がまだのため不明

 

四谷大塚が謎の合格実績を発表するのが本当に楽しみです。

2019年 準大手の御三家合格実績

塾名 開成 麻布 武蔵 桜蔭 女子学院 雙葉
栄光ゼミナール 18 19 22 4 10 11
市進学院 10 4 0 9 4 1

栄光ゼミナールと市進学院の2塾は私が勝手に準大手と定義付けいたしました。

 

合格実績見るとだいぶ頑張っていることがうかがわれます。

 

市進学院はちょっと物足りないって?

そんないじわるなこと言わないでくださいよ。

 

地元密着型(千葉県)の塾ですから都内御三家の合格実績が栄光ゼミナールよりも落ちるのは当たり前です。

それに、中高一貫県立校にも力を入れてますからね。

単純に比較はできないってわけです。

 

準大手にenaを入れてないのはなぜかって?

 

だって、主戦場が都立校ですから御三家合格実績なんかで比べたって仕方ないですもの。

メディア事業等も行い(inter-eduの主要株主ですね)、平成30年3月期決算で、営業利益率が15%を超えるという優良企業。

もともと経団連のゲストハウスだったところを合宿場にする余裕ぶり。

安っぽいホテルで合宿をする塾とは一味違いますね。

 

さて、ここまでが準大手。

次に中堅塾、、、と言いたいところですが、合格実績を見る限り、大手4塾や準大手と御三家市場でガチでやりあおうとする塾はあんまりなさそうです。

中高一貫都立校、中高一貫県立校にポジションをシフトしているか、中堅校に軸足を置いています。

 

それだけ大手と準大手の牙城は固いってわけですね。

 

と・こ・ろ・が、

単騎で御三家市場に突っ込んでいく勇敢な塾もございます。

少数精鋭の特殊部隊みたいなノリで大変勇気づけられます。

2019年 少人数制中学受験塾の御三家合格実績

塾名 開成 麻布 武蔵 桜蔭 女子学院 雙葉
エルカミノ 10 7 2 1 1 0
グノーブル 9 11 4 10 5 2
ジーニアス 4 6 2 1 1 0

頭が良さそうな感じのカタカナ5文字がこの界隈の特徴。

 

なーんだ、人数大したことねーじゃん、と思いますか?

 

では比較のためSAPIXと早稲田アカデミーと、これらの塾の御三家合格者割合に注目してみましょう。

日能研は在籍者数を発表してくれないので除外します。

ま、日能研は全国区の塾です。都内の御三家合格率は低くなるに決まっているのでいずれにせよ除外しますけど。

塾名 在籍者数 御三家合格者数 御三家合格率
SAPIX 5516 854 15.5%
早稲田アカデミー 5300 394 7.4%
エルカミノ 86 21 24.4%
グノーブル 342 41 12%
ジーニアス 261 14 5.4%

というわけで御三家合格率ではエルカミノ圧勝です。

86名とサンプル数が少なすぎますので単純にすごいとも言い切れないのが辛いところですが、4人に1人が御三家に合格してるってのはすごいですね。

 

ちなみにそのエルカミノ、小学3年生までは入塾テストがありませんが、小学4年生からは入塾テストがございます。

「普段授業でやっているレベルのテストをする」

ですって。

 

やっぱり小学4年生以上で入塾を考えるとなると、転塾パターンしかないんですかね。

世知辛い。

ま、テスト受けたことないので難易度は知らないんですけど。

2019年中学入試、結局どうだったのか?

データだけ見ますと、御三家レベルの難関校に入学するには大手塾、準大手塾、もしくは少数精鋭の塾に入るしか選択肢がなさそうです。

中でもSAPIXすげえ、エルカミノすげえ、みたいな結論になります。

御三家合格率だけ見ますと。

 

じゃ、うちの子も!となりますよね。

だって、超優秀そうでしょ?

 

いえ、私はむしろ早稲田アカデミーすごくね?と思いました。

2019年2月10日時点での合格実績で昨年とほぼ同じ数。

2019年2月13日時点で昨年の御三家合格実績を上回りました。

(2018年 390名、2019年 394名)

 

考えるべきは集客できる客層の違いです。

教育熱心層、高学歴高収入層、優秀層はもっぱらSAPIXに流れる傾向があります。

現状の塾の合格実績で塾の質をそのまま比べるわけにはいきません。

 

すっげえたとえ悪くて申し訳ないですけど、「がんばれ!ベアーズ」と「全米選抜チーム」の勝利実績を比べて、コーチの質を云々するようなものです。

競争の前提が違うんですよね。

もちろん早稲田アカデミーが「がんばれ!ベアーズ」だと言うつもりは毛頭ございません。

 

でも、講師陣がかなり頑張らないとこれだけの実績は出せないんじゃなかろうかと。

もとから勘のいい優秀層がSAPIXに流れる傾向にあるのにこの実績。

努力が目に浮かんで思わず目頭がホンワカいたします。

 

普通の子が超難関校、難関校を目指すなら早稲田アカデミーなのでは?と、2019年度の合格実績を見て率直に思いました。

「上位校への算数」でお子さんを目一杯シバいてくれそうです。

 

あるいは合格ハチマキの魔力なのか。

気になるところであります。

【中学受験】塾の選び方決定版 日能研、SAPIX、早稲田アカデミー、四谷大塚の特徴比較

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