【中学受験】分数・小数の混合計算問題の解き方と工夫

【中学受験】分数・小数の混合計算問題の解き方と工夫

ケアレスミスなんてものは存在しない

「うちの子はケアレスミスが多くて・・・」

と、親御様はよくおっしゃいます。

でもですね、ケアレスミスなんてのは存在しないんですよ。

単なる練習不足です。

あるいは練習方法が間違っているかです。

 

私はケアレスミスなんて言葉は何の役にも立たないばかりか、むしろ害悪しかない最悪の言葉だと思ってます。

練習不足や練習方法の誤りをなおさずに「ケアレスミス」で片付けている限りは必ず同じ間違いをします。

ケアレスミスと片付けてしまうのは思考放棄です。

 

ではどうやって練習するのか、をご紹介する前に苦手な分野を克服するコツをご紹介していきましょう。

苦手分野を克服するコツ

苦手分野をどうにかしようとするときの基本原則は「分解すること」と「縮むこと」です。

それぞれ説明していきましょう。

苦手分野を克服する 分解する

ある分野が苦手なのは、その分野の考え方・プロセスが理解できていないからです。

通常、考え方やプロセスは複数あります。

複数の考え方やプロセスのうち何が理解できていないのか、何を理解すればよいのかをはっきりさせるのが大事です。

 

単に「分数が苦手」とか「小数が苦手」と捉えていても何も解決できません。

分数が苦手なのであれば、通分ができないのか、約分ができないのか、分数の計算ルールを知らないのか、式を立てるのが苦手なのか等、いくつかの要素に分解して苦手を特定するのが第一歩です。

苦手分野を克服する 縮むこと

できない問題や苦手分野にぶちあたったとき、その問題や分野に関連する前の分野ができていなかったりします

できない問題や苦手分野の演習をひたすらやっても効果が出ないときは前のところまで戻ってやり直すと、存外にうまくいくことが多いです。

これを私は縮む、と言ってます。

 

今回、説明してきた分数・小数の混合計算であれば、小数→分数の変換、仮分数への変形、通分、分数の割り算のルール等のいずれかに問題があるかもしれません。

 

もし、上であげたいずれにも該当しないようであれば原因は一つ。

いっぺんに異なる処理をしようとしている、です。

 

では最後に分数と小数の混合計算ができるようになる練習方法をご紹介していきましょう。

誰もが絶対にできるようになる、とは申しませんが、私が教えてきた子たちは全員できるようになりましたよ。

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