【中学受験】小学校4、5年生のテストと6年生の模試の違い
6年生で受ける模試とは
あれやこれやと算数を中心に条件整理の話をしてまいりました。
しかしながら6年生の模試は条件整理をしないと解けない問題ばかりではございません。
6年生の模試のうち6割は思考の整理があまり必要のない計算問題や典型題です。
あぁ、これ、合不合判定テストの場合ですね。
要はテキストの問題を解いたり、塾でやったりして慣れていれば解ける問題が6割を占めております。
残りの4割は条件整理が必要な問題です。
なお、合不合判定テストの算数で6割解けると偏差値50以上はとれます。
4年生、5年生の組分けテストでは計算問題と典型題とで8割程度は解けていたのに、6年生になると2割減。
4年生、5年生の親御さん、他人事ではないですよ。近い未来にきっと経験いたします。
6年生の壁とでも申しましょうか。
↓で偏差値の壁を否定しましたが、6年生の壁は確実にあります。
4年生、5年生と6年生のギャップは条件整理や論理的思考力の差です。つまり基礎能力で違いが出てくるんです。
だからいろいろな先生方、評論家の方々は基礎固め大事です、と仰るのですね。もっと正確に言いますと解法の暗記よりも思考の整理の方法を身につけることが大事なんです。
6年生で大変楽になります。
では、4年生、5年生をどう過ごすか?
問題をやりまくる?詰め込みまくる?
否定はいたしません。
が、何度も書いていますように小学生の可処分時間は思っているよりもずっと少ないです。
その少ない時間を詰め込みに使うか、思考の整理に使うか。私は思考の整理を身につける時間に使ったほうがいいと考えています。
地道な方法で。
問題文を式に落とし込めているか、考え方は論理的か。確認してフィードバックです。
ノートをみましょう。お子さんとよく話をしましょう。
やれ!やれ!と追い立てるよりも重要です。
時間は有限です。
なるべく少ない時間で、なるべく少ない量で。
論理的な思考力を身に着ける訓練をしていくんです。
残念ながら塾では教えてくれません。それでもセンスのいい子は身に着けられるでしょう。
そうでない子は?
導いてあげるしかありません。・・・親御さんが。
でも、最近それも難しい気がしてきました。色々な親御さんとの対話の中で。
もう自分で直接教えるしかないのかなぁ。
とっても弱気になってきました。
もどかしい。
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