【中学受験】中学受験の沼 親がはまりがちな深淵事例 Part.1

塾の勉強が終わらなくて学校を休ませる母親
ここまで中学受験の沼、深淵事例をご紹介してきて、「本当にそんなやついるのか!?」とお思いになられた方も少なくないでしょう。
ですが、これ、実話でして、中学受験界隈の人に話を聞くと「あぁー!そういう人いるね!」と賛同してくれます。
こんな世紀末的な話が普通の話としてまかり通るくらい、中学受験にはまると善悪の区別がつかなくなります。
塾のために学校を休ませる親ももちろんいます。
小学6年生の1月だったら分からなくもないです。
でも、小学5年生、はては小学4年生でも組分けテスト前の金曜日は学校を休ませる事例が多数目撃されております。
塾の勉強の方が大事だから、って理由でしょうが子どもは「塾>学校」と心得ます。
小学生の基本は学校です。なぜかって、一日の半分は学校にいるからです。人生の半分ですよ、半分。その半分を軽視してつまらない人生を送るよりは楽しみを見出していきましょうよ、ばっちこーい。
とはいえ、「学校の授業が簡単すぎてつまらない」ってのも事実。期待に応えられていないのも事実。
今の学校が「理解が早くて退屈する子と、理解が遅くてついていけない子」を再生産しまくっている場所なのは皆さん知っておられるでしょうが、わざわざ更につまらない場所にする意味もありません。
教訓:組分けテストの前でも学校には行きましょう
塾の先生よりもツイッターを信じる母親
中学受験ツイッター界隈では真偽が定かではない情報が雲霞のように飛び交っております。
小学4年生、5年生のツイッター界隈では組分けテストの後になりますと勝手に平均点を予測したり、自分の子どものクラスが上がった下がったといったツイートが乱れとんでおります。
6年生のツイッター界隈は学校の噂や、どこそこのツイッター民がどこそこの学校に受かったとか落ちたとか、個人情報なにそれ?的なツイートが舞っております。
最初は「何を言ってるのやら」と冷静な気持ちで眺めていられますが、
「ぎりぎりSクラスに残留です・・・。次回は頑張ります」
とかいう反省なのか自慢なのか見当のつかないツイートを見て対抗心が萌えてきます。
こうして徐々に冷静さを失うのがいわゆる中学受験の「沼」です。
「沼」関連の情報は遠ざけておいたほうが心の健康につながるのですが、一度見てしまうやいなや見たい欲求に駆られます。
合法的なアンフェタミンですね。
すると、現実の世界から地に足のついた意見を仰られる塾の先生の言葉よりもツイッターが現実であるような気分になってきます。
残念ながらツイッターは現実ではございません。
現実は子どもの日々の取り組みの様子や、塾の先生の言葉や、志望校の説明会の中にあります。
ところがこのような現実は得てしてつまらないものでして、刺激を求めて一日10回以上ツイッターを見るようになります。
今はスマホもあり、ネットにもすぐ接続できますから昔以上に親が加熱しやすい環境が整っております。
ツイッターを使うなとは申しませんが半笑いで見るくらいがちょうどよろしいのかと。
そして志望校の正しい情報は塾の先生が持っているのをゆめゆめお忘れなきよう・・・。
教訓:ツイッターよりも塾の先生を信じよう
まだまだあるが今日はこのへんで
中学受験の沼、深淵事例はまだまだございます。
ちまたでは中学受験は「親の受験」と言われてるらしいですが、私は「親の麻薬」だと思うんですよね。
深みにはまると抜け出せなくなります。一日中、スマホを手にしながら中学受験のことを考えるようになります。
とくに6年生の親御様は。
高校野球の監督は一度やるとやめられなくなるらしいですが、中学受験の親にも同じような現象が起きます。
真剣に携わっている親御様ほど、受験が終わって急にヘナヘナする感覚も味わいます。
今は3月。
中学への入学に意識を切り替える親御様もいらっしゃれば、喪失感から抜け出せない親御様もいらっしゃる微妙な時期です。
え?うちは喪失感とは無縁ですって?それは素晴らしい。
「もう鉄緑会への入会が決まったのですもの!」
また新しい刺激物を手に入れたのですね。
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