【中学受験】国語の偏差値を40から65まで上げた勉強法と偏差値アップの過程
国語の偏差値60からの停滞
小学5年生の秋くらいから教え始めて小学6年生になる頃には偏差値60くらいまでいっていたと記憶しております。
この間まで「××中学校や××中学校に受かれば御の字」と仰っていた親御様が「渋渋だ、早実だ、桐蔭だ」と言い出すわけです。
家庭では読む訓練に集中して、塾で問題演習をやっていれば偏差値60くらいはいける、というのが私の感覚です。
でもここから更に上げるのは難しい。
解き方をちゃんと理解しないと偏差値60以上をコンスタントにとるのは難しいんですよね。
小学6年生にもなるとね。
ですから偏差値60くらいを境に成績はフラフラ。
ピンチ?いえ、チャンスです。
一気呵成に解き方を教える素地ができたってものです。
国語の偏差値65への飛躍
なぜその選択肢を選んだのか、なぜそう記述したのか、その根拠は?
禅問答のような国語学習の始まりですよ。
答えだけ見て添削しても仕方ありませんよ。
同様に模範解答の考え方を教えこんでも全く意味はありません。
学力は人につけてもらうものじゃなくて、自分で考えて、その考えるプロセスによって身につくものです。
だから、ここでもプリント。
解き方プリントが桟敷から見得を切ります。
こんな感じ↓です。
たかしくんは傍線部の前の場面で( )をしました。その時に花子さんは( )をしていました。たかしくんは思わず( )と言いました。花子さんは( )をしました。( )という気持ちになったからです。そしてたかしくんは( )という表情をしました。なぜなら( )と思ったからです。だから傍線部で( )という気持ちになりました。
引用:いつかの解き方プリント
こういった訓練を続けていくと根拠を持って選択肢を選べるようになったり記述ができるようになります。
で、偏差値が65を超え70を目前にして私は家庭教師を辞めさせていただくことにしました。
就職活動が始まっちゃったので。
話は変わりますが、5年生までの偏差値と6年生までの偏差値って全然質が違うのはご存知でしょうか?
この子が6年生になってから夏、そして秋以降どのように過ごしたのか私は知りません。
どのように質が違うのかは↓で書いております。
また、国語だけでなく他教科でどのように成績を上げていくのかも書いておりますので併せて紹介しておきます。
国語の偏差値65までの過程
偏差値40から65までの道のりは確か1年ちょいくらいです。
楽勝?
これ、だいぶ再現性のない話ですよ。
だって、もともとは国語のセンスのない人が全国レベルの国語力を後天的に理論で身につけ、たくさんの参考書を読み解いてプリントを作り、家庭教師の立場でスケジューリングと指示をして1年以上かかった話ですから。
でも教訓はあります。
・国語の勉強は早めに始めておいたほうがいい
・読む練習をひたすらやると偏差値60までは到達できる
・それ以上は解く訓練が必要になる
茅ヶ崎台の坂を下ってあの子は一体どこに行ったのだろうか。
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