【中学受験】小学5年生の学習計画・スケジュール 小4との違い

どこまで難しくなるんだ
復習型やら生活パターンやら話をしてきました。
そんな二宮金次郎と空海をかけ合わせたみたいな生活を送る理由は入試問題がどんどん難しくなっているからです。
いやいや、もっと正確に言います。
新しい問題パターンが発明され続けているからです。
開成や麻布、桜蔭の問題は年々進化してきております。
追随して中堅校の問題レベルも上がってきています。
そしてテキストの内容は難しくなり続けております。
対策を考える人たちがいるからですね。
学校が求めているのは自分の頭で考えられる子なんですが、実際集まってくるのは「対策をものにできる子」です。
自分の頭で考えて解く問題を作問すると、その翌年には対策が出現します。
つまり、対策は増え続けます。
実際のところ、灘や筑駒レベルの新しい捻りであっても論理的に考えりゃ答えはでます。
ところが論理的に考えて解答を導ける子を育てるのは難しいです。
それに、それは教育の領域です。
塾のカバーしている領域は教育ではありません。
中学受験の問題に対応できるテキスト・プリントと、その解説をするための授業およびテストです。
これらをサービスとして提供しているわけで、サービス業者としてはまっとうです。
が、分量と難易度はまっとうではなくなってきております。
入試 → 塾 → 家庭
と情報が経由されると、
自分の頭で考えられる子 → 対策をものにできる子 → ドMの二宮金次郎
と変化します。
ま、誰が悪いとか言うつもりはありませんが、確実に家庭の負荷は増しています。
といったわけでお子さんも親御様も、こういったなんだかよく分からない中学受験チキチキレースに参加してしまったわけです。
松本!アウト!
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