【中学受験】世帯年収600万からの中学受験攻略

【中学受験】世帯年収600万からの中学受験攻略

世帯年収600万で難関私立中学を受験させる場合、家計が赤字になってしまいプロミスのお世話にならざるを得ないとこの記事で書きました。

【中学受験】大手4塾の年間費用 絶望的な家計シミュレーション

今回はそんな世帯年収600万の家庭からどうやって中学受験を成立させるかを考えていきたいと思います。

世帯収入に関する統計データ

そもそも世帯年収600万という家庭は平均以上なのか、平均以下なのかを調べました。

世帯収入の統計

参照元:平成29年 国民生活基礎調査の概況(厚生労働省)

世帯年収 割合
〜100万 5.6%
100万〜200万 12.3%
200万〜300万 13.3%
300万〜400万 13.8%
400万〜500万 10.6%
500万〜600万 8.9%
600万〜700万 7.4%
700万〜800万 6.2%
800万〜900万 5.6%
900万〜1000万 3.6%
1000万〜 12.6%

平均世帯年収は560.4万、中央値は442万です。

というわけで年収600万の人は平均以上。安心しましたか?

この統計データをもとに、親御様が大好きな偏差値にしてみると恐ろしいことが分かりますよ。

世帯年収を偏差値にする

▼偏差値の算出条件

・平均値:560万

・サンプル数:11

・各サンプルの世帯年収:中央値とする(100万〜200万だったら150万)

 

この条件で計算した時の標準偏差は340万で、偏差値にすると以下のようになります。

世帯年収 偏差値
〜100万 35
100万〜200万 38
200万〜300万 41
300万〜400万 44
400万〜500万 47
500万〜600万 50
600万〜700万 53
700万〜800万 56
800万〜900万 59
900万〜1000万 62
1000万〜 69

世帯年収600万ですと、大体偏差値50くらいですね。

お子さんがテストで偏差値50を取ってきたらどう思います?

「よくやった!お前の勉強法は間違いない!」と言いますかね?言わないでしょう。

 

いわゆる御三家と呼ばれている私立中学は偏差値65以上です。世帯年収では1100万以上が偏差値65以上です。

 

簡単に御三家とか早慶の付属校を目指す、なんて言ってしまわないでください。それって世帯年収1100万以上を目指せ、って話と同じです。

どうかお子さんが偏差値60以上を取ってきたら褒めてあげてください。ご自分に置き換えてみたら、どれだけ難しい数字か分かるでしょう?

中学受験大手4塾 小学6年生でかかる費用

SAPIX 早稲田アカデミー 日能研 四谷大塚
132万 145万 120万 138万

難関私立中学に受からせるため、小学6年生の1年間でかかる費用です。ちなみにSAPIXと早稲田アカデミーは模試費用は含んでないですからね。もっとかかります。

覚悟しましょう。

世帯年収600万の収支モデル

世帯年収が600万ですので手取りは480万くらいとしておきます。

▼支出の算出条件

住まい:埼玉、千葉、神奈川で都心まで電車で45分程度の2LDKのアパート

家族構成:夫婦、子供2人(小学生以下)

教育:上の子供を日能研、下の子供をスイミング教室(月6000円)に通わせている

車:なし

費目 割合 金額
収入の部 100% 480万
お父さんの給料(手取り) 100% 480万
支出の部合計 100% 541万
住居費 20% 96万
食費 25% 120万
水道光熱費 6% 29万
通信費 4.4% 21万
保険料 3.8% 18万
小遣い 7.5% 36万
趣味・娯楽費 2.1% 10万
被服費 3.1% 15万
交際費 2.1% 10万
その他 5% 24万
教育費 26.3% 126万

お父さんの手取りが支出を下回ってます。こりゃ困りましたね。

発想はシンプルです。収入を増やすか、支出を減らすかどちらかしかありません。

収入を増やす

お母さんがパートに出る

ちょいちょい、そこの専業主婦のお母さん。

世帯年収600万で子供を私立中学に行かせようと思ったら、働きに出るべきですよ。正社員が望ましいですが、専業主婦のお母さんだったらパートか派遣が最も現実的です。

 

ちなみに首都圏のパートの平均時給は約1000円。

塾のない日が週で3日とすると、3日は働けます。9時〜12時、13時〜16時まで働くとして、1日6時間。週で18000円の収入。1ヶ月で72000円。1年で86.4万稼げます。

しかも86.4万だったら年間の収入が98万未満です。税金がかかりません。

 

ヤッホイ!これで一気に収支がプラスに転じたぜ!

これでやっと車買えるかな?

 

ところでパートに出ている間のお子さんの過ごし方が気になってきますね。

モデルとしては、小学6年生の上の子に鍵を持たせて、小学校低学年の下の子は放課後、図書室で上の子の授業が終わるのを待つ、と。

そして二人で家に帰ってきて仲良くドラえもんを見る。。。じゃなくて、上の子は勉強、下の子はドラえもん。

家を買う

私、不動産屋ではありません。が、アパートを借りているなら家を買ったほうがいいです。

何しろ国家の政策的に家を買うことが奨励されています。だって住宅ローン控除があるんですもの。

 

マンション買う?ちょっと待ってください!

マンションは共益費・管理費やら、駐車場代で住宅ローンの返済以上のお金がかかってきます。首都圏だったら2〜4万くらいは余分にかかります。

東京都心部だったら更にヤバイことになります。

 

ですから、私のオススメは3000万〜4000万の長期優良住宅(戸建)を郊外に買うことです。

年収600万でしたら所得税と住民税は30万くらいですから、4000万以上の住宅を買っても意味がありません。なぜなら住宅ローン控除額はローン残高の1%だからです。

また、長期優良住宅であれば固定資産税が安くなりますし、控除対象の住宅ローン残高が5000万まで引き上げられます。

優秀なお父さんだったらあっという間に年収1000万くらい行っちゃうかもしれませんヨ。

支出を減らす

食費を減らすのはやめてください!年間120万の食費って、月に直すと10万、日当たり3333円です。

折角生まれてきたんだからうまい飯食いましょうよ。大体、食費を減らすとロクなことありません。栄養バランスが偏って病気になります。全ては食からです。

通信費を減らす

私、携帯代くらい現代の貧困を助長しているものはないと思ってます。ギリギリの生活をしていても携帯はみんな持ってますよね。

携帯を解約しろとは言いません。

 

でも今現在大手3社のキャリアと契約しているんだったら他を検討して頂けないでしょうか?Yモバイルとか。Yモバイルだったら月々の携帯料金が3000円でいけます。

あとはLINEモバイル。今お使いの携帯がソフトバンクでもSIMカードを入れ替えるだけで大丈夫です。つまり、携帯の機種を変更しなくても使えます。余計な端末代がかかりません。

LINEモバイルだったら1端末につき月1000円くらいでいけますよ。

小遣いと娯楽費は減らすな

お父さんの小遣いと家族の娯楽は、いわば必要経費。これ減らそうとすると家庭が修羅場となる恐れがあります。

気持ちよくお父さんの小遣いと家族の娯楽くらい許してあげてくださいよ。

中学受験なんぞより家庭が円満な方がよっぽど価値のあることです。

収入増・支出減による収支

さあ、増えた収入と減った支出を発表します。赤字生活からは脱せられたかな?

(機種変更なしでLINEモバイルにキャリア変更したものと仮定する)

費目 割合 金額
収入の部 合計 100% 596万
お父さんの給料(手取り) 81% 480万
お母さんのパート代 14% 86万
住宅ローン控除 5% 30万
支出の部 合計 100% 511万
住居費 23.5% 120万
食費 23.5% 120万
水道光熱費 5.7% 29万
通信費 0.6% 3万
保険料 3.5% 18万
小遣い 7% 36万
趣味・娯楽費 2% 10万
被服費 2.9% 15万
交際費 2% 10万
その他 4.7% 24万
教育費 24.6% 126万

やったぜ。ダブルワーク、住宅購入、通信費の削減で収支が85万プラスになりました。

 

これで車を買えるって?

違いますよ。

これを私立中学の入試費用と入学費用のために貯蓄しておくんです。あと、下のお子様はどうするんです?放置プレイは良くないですよ。

下のお子様の教育費用として取っておくんです。

 

現代に生きるって本当に難しい。

 

そういえば収入のところで児童給付金を忘れてましたね。自治体にもよりますが、お子さん2人、小学生でしたら年間20万〜30万は入ってきます。

 

こいつは貯めておくに限ります。よっしゃ、これで病気ができるぜ!

病気は特権階級の贅沢です。ゆめゆめ病気ができるなんて思わないことですよ。

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